解説 · 2026年8月時点
アクティブ銀行(CJSC Activ Bank)は、ドゥシャンベに本店を置く商業銀行である。カザフスタンのカズコメルツバンクがタジキスタンに設けた子会社を起点とし、親会社の統合と現地への売却を経て、2023年9月に現在の名称になった。2026年6月末の総資産は9億4,693万ソモニ。
外資系銀行として出発したため、国際カードブランドの取り扱いを早くから整えてきた経緯がある。2016年11月にマスターカードのプリンシパルメンバー、同年12月にアメリカン・エキスプレスの独占ライセンス、2020年7月にユニオンペイの参加行となっている。
| 正式名 | CJSC "Activ Bank"(ЗАО «АктивБанк») |
|---|---|
| 旧名 | CJSCカズコメルツバンク・タジキスタン → CJSCハリク銀行タジキスタン |
| 改称 | 2023年9月 |
| 本店 | タジキスタン・ドゥシャンベ市シノ区ディルクショ通り26/1 |
| 事業 | 商業銀行業務(個人・法人向け) |
| 総資産 | 9億4,693万ソモニ(2026年6月末) |
| 純利益 | 1,902万ソモニ(2025年通期) |
| 自己資本 | 1億3,806万ソモニ(2026年6月末) |
| 授権資本 | 3,439万2,000ソモニ(2025年12月31日時点) |
| 株主 | 個人株主1人(Rajabzoda F. F.)100%(2025年12月31日時点) |
| 拠点 | 支店7、銀行サービスセンター12、ATM65台(2026年6月末) |
| 経営責任者 | 取締役会長 イスモイル・ジュラエフ |
| 公式サイト | www.activbank.tj |
沿革
2006年10月、カザフスタンのカズコメルツバンク(АО «Казкоммерцбанк»)がタジキスタンに駐在員事務所を開設した。その後、現地子会社CJSCカズコメルツバンク・タジキスタンを設立して国立銀行の営業免許を取得し、2008年8月にVisaのプリンシパルメンバー、同年9月に財務省への第1回証券発行登録、2010年4月にホジェンド支店の開設認可を得ている。
2019年5月、カザフスタンのハリク銀行がカズコメルツバンクを買収したことに伴い、タジキスタンの子会社もCJSCハリク銀行タジキスタンへ改称した。2021年1月には2020年の実績でタジキスタン最大のVisaカードアクワイアラーと認定されている。
2022年11月16日、インターナショナル・バンク・オブ・タジキスタン(IBT)とハリク銀行の間で同行の全株式を取得する契約が結ばれ、契約条件として6〜12か月以内の改称とリブランディングが定められた。2023年9月にリブランディングが実施され、名称は「アクティブ銀行」になった。同時に地方への支店展開の方針が示されている。
国立銀行の適格保有株主一覧(2025年12月31日時点)では、全株式を個人株主1人が保有すると記載されている。
業績
国立銀行の集計では、2025年通期の純利益は1,902万ソモニ、ROEは14.9%だった。2026年上期の純利益は1,280万ソモニ、ROEは18.5%。純金利マージンは2026年6月末で16.8%と、国内でも高い部類に入る。
総資産は2025年6月末の5億4,794万ソモニから12月末に8億8,430万ソモニへ増えた後、2026年6月末は9億4,693万ソモニ。貸出金は同じ1年で1億4,823万ソモニから3億63万ソモニへ倍増しており、改称後に融資を伸ばしている。
店舗網
2026年6月末の拠点は支店7、銀行サービスセンター12、ATM65台、POS端末408台。プラスチックカードの発行枚数は4万4,017枚で、1年前の2万1,936枚からちょうど倍になった。
参考資料
- 銀行一覧(Banks)— タジキスタン国立銀行 ↗
- 適格保有株主一覧(2025年12月31日時点)— タジキスタン国立銀行 ↗
- 銀行の財務指標(四半期系列のExcel)— タジキスタン国立銀行 ↗
- 「АктивБанк» сменил «Халык Банк Таджикистан»: новая глава в истории банка」— Asia-Plus(2023年10月3日、行の沿革年表を含む) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。