解説 · 2026年8月時点
アグロマシュ・ホールディングKZ(АгромашХолдинг KZ)は、カザフスタン北部コスタナイにある農業機械メーカーである。自社ブランドESSILの穀物収穫コンバインのほか、中国のLOVOLのトラクター、ロシアのキーロヴェツ、ドイツのドイツ・ファール(Deutz-Fahr)の機械を製造・組み立てる。
2024年通期の売上高は574億7,000万テンゲで、前年の286億テンゲからおよそ2倍に伸びた。この増収率はフォーブス・カザフスタンの2025年版ランキングで第2位である。国内農業機械の更新需要と、国産化を促す支援策が背景にある。
| 正式名 | АО «АгромашХолдинг KZ» |
|---|---|
| 所在 | カザフスタン・コスタナイ(プロミシュレンナヤ通り41) |
| 事業 | コンバインとトラクターの製造 |
| 取扱ブランド | ESSIL(自社ブランドのコンバイン)、LOVOL、キーロヴェツ、ドイツ・ファール |
| 売上高 | 574億7,000万テンゲ(2024年通期、前年の286億テンゲから2倍) |
| 純利益 | 46億テンゲ(2024年通期、前年比165%増) |
| 従業員 | 636人(2025年12月時点) |
| 株主 | アンドレイ・ラヴレンチェフ55.05%、アレクサンドル・ラヴレンチェフ25%、ディナラ・シュキジャノヴァ10%、社会起業公社トボル9.95% |
| 順位 | 第66位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
製品と現地化
自社ブランドESSILのコンバインはKZS-730からKZS-790までの機種を揃える。トラクターはLOVOLの35馬力級から260馬力級まで、加えてキーロヴェツK-735からK-746、ドイツ・ファールの機種を扱う。
2024年9月には、ドイツの作業機メーカーであるアマゾーネ(Amazone)と協定を結んだ。年産トラクター3,000台、コンバイン1,000台の能力を持つ現地化センターでの生産開始を計画している。
所有
筆頭株主はアンドレイ・ラヴレンチェフ(55.05%)で、同氏はバス・商用車のカズテフナや鉄鋼のカルメットにも関わる実業家である。ほかにアレクサンドル・ラヴレンチェフ25%、ディナラ・シュキジャノヴァ10%、コスタナイ州の社会起業公社トボル9.95%が出資する。地方政府系の公社が1割弱を持つのは、地域の雇用と産業政策に結びついた企業であることを示している。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- АО «Агромаш Холдинг KZ» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- AGROMASH — 公式サイト ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。