解説 · 2026年8月時点
アイタスKZ(Aitas KZ)は、カザフスタン最大の鶏肉生産グループである。種鶏の飼育と種卵の生産から、飼育、と畜、加工、流通までを自社で完結させる。カザフスタンは長く鶏肉を輸入に頼ってきたため、国産化はこの数年の農業政策の重点であり、同社の生産量はその指標の一つになっている。
| 正式名 | АО «Aitas KZ» |
|---|---|
| 事業 | 鶏肉の生産・加工・流通を中心とする農工複合体 |
| 構成 | マキンスカヤ鶏肉工場(アクモラ州)、ウスチ・カメノゴルスク鶏肉工場(東カザフスタン州)、アルマトイ種鶏場、Aitas meat distribution、建設会社Сарыарка。第3の鶏肉工場「ジェティス」(アルマトイ)は建設中 |
| 生産量 | 14万1,400トン(2024年。2023年は14万3,600トン) |
| 売上高 | 1,297億4,000万テンゲ(2024年通期) |
| 純利益 | 219億2,000万テンゲ(2024年通期) |
| 従業員 | 4,424人(2024年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 受益者 | セリク・トルクパエフ氏 |
| 順位 | Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第30位 |
生産拠点
中核はアクモラ州のマキンスカヤ鶏肉工場と、東カザフスタン州のウスチ・カメノゴルスク鶏肉工場である。同社は前者を中央アジア最大の鶏肉工場、アルマトイの種鶏場をCIS最大の種鶏場と説明している(同社サイト、2026年8月時点)。第3の工場となるアルマトイ州の鶏肉工場「ジェティス」は建設中である。
流通はAitas meat distributionが担い、建設会社Сарыаркаがグループ内の設備工事を受け持つ。同社はカザフスタンで初めて冷蔵(チルド)の鶏肉を市場へ出した企業だとしている。
業績
2024年通期の売上高は1,297億4,000万テンゲ、純利益は219億2,000万テンゲだった(前年はそれぞれ1,271億2,000万テンゲ、210億7,000万テンゲ)。生産量は14万1,400トンで、前年の14万3,600トンからわずかに減った。生産量は2022年の10万2,400トンから2023年に43%増えており、拡張の局面が一巡した形である。
2025年には、シムケント市と年産5万トンの食肉加工工場を建設する覚書を交わし、サウジアラビアのAlhusaini Groupとカザフスタン国内での種鶏場建設で協力すること、調理済み半製品のIl-Tovを買収して加工度の高い分野へ進むことを公表した。
所有
受益者はセリク・トルクパエフ氏である。同氏はカザフスタンの資産家番付に名を連ねる。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan ↗
- АО «Aitas Kz» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- AITAS(公式サイト) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。