解説 · 2026年8月時点
アレル・アグロ(Алель Агро)は、カザフスタン最大級のブロイラー鶏肉生産者である。自社の養鶏場から食鳥処理、冷凍・包装、販売までを一貫して行い、10を超える国内地域に供給するほか輸出も手がける。ハラール認証を取得しており、製品は「アレル」ブランドで流通する。
カザフスタンは食肉の自給、とりわけ鶏肉の輸入依存の解消を政策目標に掲げてきた。国内の養鶏には国家の支援策が付き、アレル・アグロもその政策の枠内で設備を増やしてきた企業である。
| 正式名 | АО «Алель Агро» |
|---|---|
| 事業 | ブロイラー鶏肉の生産と販売 |
| 生産能力 | 年6万トン(フォーブス・カザフスタン)。自社サイトは年6万5,000トン超と説明 |
| 処理能力 | 食鳥処理場は毎時9,000羽 |
| 売上高 | 559億8,000万テンゲ(2024年通期、前年は457億テンゲ) |
| 純利益 | 118億テンゲ(2024年通期、前年の2.5倍超) |
| 従業員 | 1,150人(フォーブス、2025年12月時点)。自社サイトは1,500人超と表示 |
| 株主 | ガリムジャン・エセノフ44.04%、サウレ・セイセンバエヴァ(Agros Ltd経由)21.75%、マルグラン・セイセンバエフ(Seimar Ltd経由)20.64% |
| 順位 | 第55位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
生産
生産能力はフォーブス・カザフスタンの記載で年6万トン、同社サイトの表示で年6万5,000トン超である。食鳥処理場(ЖМПЗ)は毎時9,000羽を処理する能力を持つ。製品は丸鶏のほか、首、脚、頭、肝臓などの副生物にも及ぶ。
2024年には、ジャンブール州に40億テンゲを投じた孵化場を稼働させた。同州の養鶏振興プログラムの一環として建設されたものである。
業績
2024年通期の売上高は559億8,000万テンゲで、前年の457億テンゲから伸びた。純利益は118億テンゲと前年の2.5倍を超える水準に増えている。
従業員はフォーブス・カザフスタンの集計で1,150人、同社サイトの表示では1,500人超となっており、集計時点と対象範囲の違いがあるとみられる。
所有
株式はガリムジャン・エセノフが44.04%を保有し、セイセンバエフ家がサウレ・セイセンバエヴァ(Agros Ltd経由)21.75%とマルグラン・セイセンバエフ(Seimar Ltd経由)20.64%を分けて持つ。エセノフは通信・IT企業のトランステレコムにも出資している実業家である。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- АО «Алель Агро» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- Алель Агро — 公式サイト ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。