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アルティンエクス

アルティンエクス(AltynEx Company)は、カザフスタン西部アクトベ州で金鉱床ユビレイノエ(Юбилейное)を開発する金鉱会社である。カザフスタン証券取引所に株式を上場しており、四半期ごとの財務が開示される数少ない金鉱会社の一つである。

AltynEx Company
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

アルティンエクス(AltynEx Company)は、カザフスタン西部アクトベ州で金鉱床ユビレイノエ(Юбилейное)を開発する金鉱会社である。カザフスタン証券取引所に株式を上場しており、四半期ごとの財務が開示される数少ない金鉱会社の一つである。

同社はこれまで、採掘した鉱石を自社で製錬せずそのまま販売してきた。2024年通期は鉱石51万2,000トンを売って363億5,000万テンゲを計上している。フォーブス・カザフスタンの2024年版によれば、2023年時点で同社は産出した鉱石をすべてカザフスタン国内のソリッドコア・リソーシズ(Solidcore Resources、旧ポリメタル)の関連会社に販売していた。

正式名АО «AltynEx Company»
本拠カザフスタン・アクトベ州ムガルジャル地区カイィンドゥ農村管区アルティンドゥ村(アスタナ通り21)
事業金鉱床ユビレイノエの採掘と鉱石の販売
上場カザフスタン証券取引所(発行体コードATEC、2015年11月30日から取引、株式は「スタンダード」区分)
時価総額417億9,400万テンゲ(2026年8月時点)
売上高363億5,000万テンゲ(2024年通期)/463億9,000万テンゲ(2025年通期)
純利益117億2,000万テンゲ(2024年通期)/187億1,000万テンゲ(2025年通期)
自己資本435億1,900万テンゲ(2025年12月末)
従業員661人(2025年12月時点)
代表ユリヤ・アリモヴァ(経営執行役会議長)
株主エルジャン・ドストゥバエフ30.12%、エルダル・サルセノフ28.59%、ディンムハメト・イドリソフ26.1%、Ш.ルィスパエフ8.2%、А.ベレジナ7%(2025年10月1日時点)
順位第70位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版)

ユビレイノエ鉱床と選鉱所の建設

主力資産のユビレイノエ鉱床はアクトベ州ムガルジャル地区にあり、同社の本社もその近くのアルティンドゥ村に置かれている。社名の「アルティン(алтын)」はカザフ語で金を意味する。

同社は現在、この鉱床に年間最大500万トンの鉱石を処理する能力を持つ鉱山冶金コンビナート(ГМК)を建設する事業を進めていると公表している。完成すれば、鉱石を他社に売る段階から自社で金を回収する段階へ移ることになり、収益の性格が変わる。

業績

2024年通期の売上高は363億5,000万テンゲで前年の294億2,000万テンゲから23.5%増、純利益は117億2,000万テンゲで25.8%増だった。取引所への開示によれば2025年通期は売上高463億9,000万テンゲ、純利益187億1,000万テンゲで、売上高純利益率は40.3%に達する。金価格の上昇が数字を押し上げた形である。

2026年1〜3月は売上高139億7,000万テンゲ、純利益60億8,000万テンゲだった。2026年3月末の自己資本は586億2,700万テンゲ、総資産は666億2,200万テンゲ、負債は80億テンゲである。時価総額は2026年8月時点で417億9,400万テンゲである。

株主

株主構成はこの数年で大きく変わった。フォーブス・カザフスタンの2024年版の時点では、エルダル・サルセノフが唯一の株主だった。2025年10月1日時点の取引所開示では、エルジャン・ドストゥバエフ30.12%、サルセノフ28.59%、ディンムハメト・イドリソフ26.1%、Ш.ルィスパエフ8.2%、А.ベレジナ7%に分散している。

サルセノフ家は同国の富豪番付で第9位、イドリソフは第18位に置かれる。同じフォーブスの企業ランキングでは、サルセノフ家に連なる企業として石油製品販売のヘリオス(ラシト・サルセノフの一族)と貨車リースのイーストコムトランス(マラト・サルセノフ)が挙がり、イドリソフの一族は電力・熱供給のカザフスタン公益システムを持つ。金鉱という資本集約的な事業に、他業種で蓄えた資本が複数の系列から入っている形である。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

アルティンエクスとは | Caspian Intelligence