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アルミニウム・カザフスタン

カザフスタンで唯一アルミナを生産する会社。ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)傘下で、パブロダル・アルミナ工場とボーキサイト鉱山を保有する。

Aluminium of Kazakhstan JSC
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

アルミニウム・カザフスタン(Aluminium of Kazakhstan)は、カザフスタンで唯一アルミナを生産する会社である。アルミナはボーキサイトを精製して得られる酸化アルミニウムで、電気分解によって金属アルミニウムに変わる中間原料にあたる。同じユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)傘下のカザフスタン電解工場へアルミナを供給し、2社でカザフスタンのアルミ産業のほぼ全体を構成している。ERGの説明では、パブロダル州で最大の雇用主でもある。

正式名АО «Алюминий Казахстана»(Aluminium of Kazakhstan JSC)
操業開始1964年
本拠カザフスタン・パブロダル州パブロダル市(東部工業地区)
事業ボーキサイトの採掘とアルミナ(酸化アルミニウム)の製造、熱電供給
構成パブロダル・アルミナ工場、ТЭЦ-1、クラスノオクチャブリスコエ・ボーキサイト鉱山管理局(コスタナイ州)、ケレゲタス石灰石鉱山(パブロダル州)
売上高3,176億3,000万テンゲ(2024年通期、前年比29.21%増)
純利益189億テンゲ(2024年通期)
従業員8,000人(2024年、Forbes Kazakhstan集計)
親会社ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)
順位Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第11位

操業の構造

1964年に操業を始めた。中核はパブロダル・アルミナ工場で、コスタナイ州とパブロダル州のボーキサイト鉱山で採れた原鉱を精製する。原料側にはクラスノオクチャブリスコエ・ボーキサイト鉱山管理局(コスタナイ州リサコフスク)と石灰石を採るケレゲタス鉱山(パブロダル州バヤナウル郡)があり、工場に併設された熱電併給設備ТЭЦ-1が蒸気と電力をまかなう。採掘から精製、用役までを一つの会社が抱える構造である。

業績

2024年通期の売上高は3,176億3,000万テンゲで、前年の2,458億3,000万テンゲから29.21%増えた。売上の95.43%にあたる3,031億1,000万テンゲが主力製品のアルミナ販売、2.7%にあたる86億8,000万テンゲが熱と電力の販売である。純利益は189億テンゲだった。

業績はアルミナ市況に強く連動する。Forbes Kazakhstanの集計では、売上高は2021年2,098億8,000万テンゲ、2022年2,887億2,000万テンゲ、2023年2,458億3,000万テンゲと振れており、純利益も2022年の570億テンゲから2023年に24億テンゲへ落ち込んだ後、2024年に189億テンゲへ戻している。

ERGとの関係

最終的な支配会社はルクセンブルクに登記するユーラシア・リソーシズ・グループ(Eurasian Resources Group S.à r.l.、ERG)である。ERGはカザフスタンのフェロクロム(カズクロム)、鉄鉱石(ССГПО)、石炭・電力(ユーラシア電力公社)、アルミ(当社とカザフスタン電解工場)を束ねる資源グループで、カザフスタン政府が40%の株式を持つ。したがって同社は民間企業ではあるが、政府が間接的な株主に含まれる点は読み手が念頭に置く必要がある。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

アルミニウム・カザフスタンとは | Caspian Intelligence