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アナギ

アナギ(Anagi)は、ジョージア最大級の建設会社である。1989年、ソ連末期に設立され、独立後まもなく国内の建設分野で首位級の地位を占めた。事業の中心は土木・建築の総合請負で、設計から施工、引き渡しまでを一括して受ける体制をとる。フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高2億5,427万ラリで第40位に入った。

Anagi
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

アナギ(Anagi)は、ジョージア最大級の建設会社である。1989年、ソ連末期に設立され、独立後まもなく国内の建設分野で首位級の地位を占めた。事業の中心は土木・建築の総合請負で、設計から施工、引き渡しまでを一括して受ける体制をとる。フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高2億5,427万ラリで第40位に入った。

手がける建物はホテル、集合住宅、公共施設、産業施設、スタジアムと幅広く、トビリシのほとんどの地区で同社の施工した建物を見ることができるとされる。従業員は約3,000人で、技術者の多くが10年以上の経験を持つと同社は説明している。

正式名LLC Anagi(შპს ანაგი)
設立1989年
本拠ジョージア・トビリシ、コスタヴァ通り37/39。バトゥミにも事務所
事業土木・建築の総合請負(設計から引き渡しまで)、施工管理、建設機械と車両の提供、建設資材の製造、材料試験
従業員約3,000人(同社の説明)
実績創業以来250件を超えるプロジェクト
認証ISO 9001:2015(品質マネジメント)、ISO 45001:2018(労働安全衛生)
売上高2億5,427万ラリ(2021年通期。フォーブス・ジョージア「100大企業」第40位)
所有ナナ・アロシゼが100%(フォーブス・ジョージア、2026年3月)

沿革

1989年の設立から30年余りで、創業以来250件を超える案件を完成させてきた。品質マネジメントシステムのISO 9001は2011年に導入し、2017年にISO 9001:2015への移行認証を取得した。労働安全衛生のISO 45001:2018も併せて保持しており、更新審査を継続して通過している。

近年は請負に加えて自社開発にも軸足を広げ、アナギ・デベロップメントの名称で不動産開発事業を行っている。グループとしては、施工、設計、建設機械の提供、資材の製造、材料の品質試験ラボまでを内部に抱える構成である。

主な実績

代表的な案件として、バトゥミのサッカースタジアム(アジャラベット・アリーナ)、ヒルトン・バトゥミ、オリンピック規格のスキーリゾートの施設、トビリシ歴史地区の修復・再建などが挙げられる。トビリシのタボリ山では、177室の5つ星ホテル「パラグラフ・タボリ」を完工した。同ホテルはゴルフコース、テニスコート、スパ、屋内外のプール、4つのレストランを備える。警察関連施設が集まる「ポリス・シティ」の建設も同社が担った。

顧客にはコカ・コーラ、マクドナルド、ヒルトン、TBC銀行、ジョージア銀行、不動産開発のm2やアルヒ、そして国際的な設計・監理会社のAECOMやメイス・グループが名を連ねる。国内の大型案件の多くで施工者側に立つ位置にある。

事業環境

同社の経営陣は、ジョージアの不動産建設の水準が欧州に近づきつつある一方で価格は競争力を保っており、事業環境として有利だと述べている。とくに黒海沿岸の西ジョージアが外国投資家の関心を集めており、同地域の不動産の6〜7割は外国人が購入しているという。同社はアラブ首長国連邦との包括的経済連携協定(CEPA)を、国外へ役務を広げる機会と位置づけている。

ジョージアの建設業は、住宅開発、ホテル、そして道路・空港などの公共インフラの三つが需要の柱である。2020年代半ばには滑走路の建設やポティの廃棄物中継施設といった公共案件にも関与しており、民間の不動産だけに依存しない構成をとっている。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

アナギとは | Caspian Intelligence