解説 · 2026年8月時点
バビロン・モバイル(CJSC Babilon-Mobile)は、タジキスタンの携帯通信事業者である。2003年1月1日に商用サービスを始めた。同社は自社サイトでタジキスタン最大の携帯通信事業者と称している。固定通信のバビロン-T(2000年開業、同国初の民間全国事業者)と同じグループに属する。
タジキスタンの携帯市場は、メガフォン・タジキスタン(TT-モバイル)、Tセル、バビロン・モバイル、ゼット・モバイル、オー・モバイルの各社が競合する構図で、外資系が撤退した後は地場資本と国際機関系の資本が残っている。
| 正式名 | CJSC "Babilon-Mobile"(ЗАО «Вавилон-Мобайл») |
|---|---|
| 商用開始 | 2003年1月1日 |
| 方式 | GSM 900/1800、3G-UMTS/HSDPA、4G-LTE、5G |
| カバー | 国内300を超える都市・地区(同社サイト) |
| 設備 | 無線サブシステムはファーウェイ製を採用 |
| 関連会社 | バビロン-T(2000年開業の固定通信事業者) |
| 公式サイト | babilon-m.tj |
技術面の歩み
同社の説明によれば、2005年7月1日に3G-UMTS方式の商用サービスを開始した。同社はこれを中央アジア地域とCIS諸国で初の商用3Gと位置づけている。同じ2005年の3G導入については、競合のメガフォン・タジキスタンもCIS初と自称しており、両社の主張が並び立っている。
無線ネットワークはファーウェイの機器で構築・更新してきた。3.5G-HSDPAでは最大7.2Mbpsのデータ通信を提供し、その後タジキスタンで初めてLTEを商用化した。同社の説明では、LTEはまずドゥシャンベで提供され、実測の最大速度は75Mbpsである。
2026年時点では第5世代(5G)の案内ページを設けており、VoLTE(LTE網での音声通話)とVoWiFiにも対応している。
提供サービス
音声・SMS・MMS、留守番電話、WAP/GPRS、プリペイドカード、コールセンター、ローミング、コンテンツ配信のほか、携帯電話の残高で支払う「SM$-Деньги」(SM$マネー)を提供してきた。同社サイトは、銀行アプリの通信に関する問い合わせ窓口を案内しており、モバイル決済が生活に根づいている状況をうかがわせる。
参考資料
- 「О компании」— «Вавилон-Мобайл»(公式サイト) ↗
- 「5G」— «Вавилон-Мобайл»(公式サイト) ↗
- 「How is Mobile Communications and the Internet Developing in Central Asia?」— CABAR.asia(2021年10月25日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。