解説 · 2026年8月時点
バヤン・スルー(Баян Сұлу、Bayan Sulu)は、カザフスタン北部コスタナイにある同国最大級の菓子メーカーである。1974年12月の創業で、チョコレート、ビスケット、キャラメル、キャンディ、ワッフル、マシュマロ、マーマレードなど350を超える品目を作る。社名はカザフの叙事詩の女性主人公に由来する。
同社は株式をカザフスタン証券取引所に上場している数少ない消費財メーカーであり、四半期ごとの財務が公開される。国内市場と菓子の輸出の双方で首位級の位置を保っていると自社は説明している。
| 正式名 | АО «Баян Сулу»(Bayan Sulu JSC) |
|---|---|
| 設立 | 1974年12月 |
| 本社 | カザフスタン・コスタナイ(ボロジン通り198) |
| 事業 | 菓子の製造・販売(チョコレート、ビスケット、キャラメル、キャンディ、ワッフル、マシュマロ、マーマレードなど350品目超) |
| 生産能力 | 年8万5,000トン |
| 売上高 | 473億テンゲ(2024年通期、前年比14.8%減) |
| 純利益 | 35億テンゲ(2024年通期、前年比24%増) |
| 従業員 | 1,390人(2025年12月時点) |
| 上場 | カザフスタン証券取引所(KASE、ティッカーBSUL)。株式は第2カテゴリー |
| 時価総額 | 325億3,000万テンゲ(2026年8月時点) |
| 輸出 | 14か国。輸出比率は40%(同社サイト) |
| 株主 | ТОО «KazFoodProducts» 85.06%、ティムール・サドゥコフ5%、社会起業公社トボル5%。最終支配はエルラン・バイムラトフ |
| 順位 | 第65位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
生産と製品
生産拠点はチョコレート工場2つ、ビスケット工場2つ、キャラメル工場、キャンディ工場、容器・包装工場からなり、合計の生産能力は年8万5,000トンに達する。
品質管理ではISO 9001、ISO 22000、エネルギー管理のISO 50001に沿って操業し、ハラール認証も取得している。同社によれば製品の約半分がハラール規格に適合する。ジェンダー平等の国際認証EDGEも取得している。
輸出
輸出先はCIS諸国、東欧、中国などに広がり、現在は中国、モンゴル、韓国を含む14か国に出荷している。同社サイトによれば輸出比率は40%である。ロシア、ウクライナ、ドイツ、ポーランド、オランダ、デンマーク、フィンランド、ラトビア、リトアニア、イスラエルなどの原料・設備供給者と長い取引関係を持つ。
業績
2024年通期の売上高は473億テンゲで前年比14.8%減、純利益は35億テンゲで24%増だった。減収増益は、原料価格と製品構成の変化が利益率に効いた結果である。
2026年上半期(1〜6月)はカザフスタン証券取引所への報告で売上高262億9,000万テンゲ、純利益42億9,000万テンゲ、自己資本504億2,000万テンゲである。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- АО «Баян Сулу» — 公式サイト(会社概要) ↗
- Bayan Sulu JSC — Kazakhstan Stock Exchange(発行体情報) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。