解説 · 2026年8月時点
ビーライン・ウズベキスタン(運営会社はユニテル)は、ウズベキスタンの携帯通信事業者である。オランダに本社を置くVEONの傘下にあり、同国で最大の外資系通信事業者にあたる。ウズベキスタンの携帯市場で国有3ブランドと競い合う唯一の民間資本の大手であり、通信料収入だけでなく決済・娯楽・クラウドといったデジタルサービスへ収益の軸足を移そうとしている。
| 正式名 | Unitel LLC(ブランド名Beeline Uzbekistan) |
|---|---|
| 本社 | ウズベキスタン・タシケント |
| 事業 | 携帯通信、モバイルインターネット、フィンテック・エンターテインメント等のデジタルサービス |
| 親会社 | VEON(オランダ本社、ナスダックとユーロネクスト・アムステルダムに上場) |
| 売上高 | 2兆8,640億スム(2025年1〜9月、前年同期比12%増) |
| EBITDAマージン | 34.5%(2025年第3四半期) |
| ネットワーク | 全14州、54都市137地区で4Gを提供。人口カバー率は2023年末で85% |
| 納税額 | 5,766億スム(2024年、民間企業で第6位) |
事業と業績
2025年1〜9月の売上高は2兆8,640億スムで前年同期比12%増えた。同期の加入者数は5.5%減った一方、デジタルサービスの収入は2.2倍に伸びており、単価の高い顧客とデジタル商材へ重心を移す戦略がうかがえる。2025年第3四半期の売上高は9,679億スム(スムベースで9.3%増、ドルベースで10.6%増の7,700万ドル)、EBITDAマージンは34.5%だった。マージンの低下は、ネットワークとデジタルサービスへの投資によるものと説明されている。
2024年の納税額は5,766億スムで、民間企業では6位に入った。
ネットワーク投資
「4G for All」を掲げ、全14州、54都市、137地区で4G網を整備してきた。人口カバー率は2022年末の78%から2023年末に85%へ広がり、フェルガナ盆地やカラカルパクスタンといった遠隔地が最初の対象になった。VoLTE利用者は100万人を超える。
親会社のVEONは米国上場企業として四半期ごとにウズベキスタン事業の数字を開示している。ウズベキスタンの通信市場を外部から定量的に把握できる、数少ない情報源である。
参考資料
- Beeline Uzbekistan enhances its 4G network — VEON(公式プレスリリース) ↗
- Beeline Uzbekistan increased its revenue by 12% to 2.864 trillion soums over nine months — Frank.uz(2025年11月11日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。