解説 · 2026年8月時点
ベットライブ(betlive)は、ジョージアのオンライン賭博市場で急速に伸びたブランドである。運営法人はトビリシのデイドリーム・ユニバーサル・ジョージアで、2017年に免許を得て事業を始めた。フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高2億5,178万ラリで第41位に入り、前年の順位から87位という大幅な上昇を記録した。
ジョージアの賭博業はアジャラベット、クリスタルベット、ヨーロッパベット、クロコベットといった先行ブランドがひしめく分野で、後発のベットライブはオンラインのカジノとスロットを軸に短期間で上位へ食い込んだ。フォーブス・ジョージアの企業価値の番付では、同社はジョージアで25番目に価値のある企業とされている。
| 正式名 | LLC Daydream Universal Georgia。ブランド名はベットライブ(betlive) |
|---|---|
| 免許取得 | 2017年 |
| 本拠 | ジョージア・トビリシ |
| 事業 | オンラインのスポーツベッティング、ライブカジノ、スロット |
| 監督 | ジョージア財務省の免許 |
| 売上高 | 2億5,178万ラリ(2021年通期。フォーブス・ジョージア「100大企業」第41位。前年から87位上昇) |
| 所有 | スリコ・ヴァルセマシヴィリが38%、ナナ・ジャナシアが19%ほか(2023年決算に基づくフォーブス・ジョージアの整理) |
事業
同社はジョージア財務省の免許のもとで、スポーツの試合を対象とするブックメーカー、ライブディーラーによるカジノ、スロットを提供している。ジョージアのオンラインスロット・カジノの分野では上位3社の一角とされる。
オンライン賭博の事業は、ゲームの中身を自社ではなく外部の供給者から調達する構造になっている。ベットライブもBGamingやImagine Liveといったゲーム開発会社と提携し、2026年8月にはカジノのコンテンツを束ねて配信するst8のアグリゲーション基盤を導入すると発表した。品ぞろえの更新の速さが競争力に直結するため、この種の提携が繰り返し発表される。
規制環境
ジョージアは2022年に賭博規制を大きく引き締めた。国内居住者が賭博に参加できる年齢の下限は25歳に引き上げられ(外国人と無国籍者は18歳のまま)、テレビ・屋外・国内ウェブサイトでの賭博広告は2022年3月1日から禁止された。歳入庁が管理する参加禁止者の名簿を事業者が参照する仕組みも導入され、業界への課税も引き上げられた。
こうした規制は国内向けの成長を抑える一方で、免許を持つ既存の事業者にとっては新規参入を難しくする方向にも働く。賭博業はジョージアの税収と雇用に組み込まれており、規制の設計は繰り返し政治の争点になっている。
所有
フォーブス・ジョージアが2026年3月に公表した「ジョージアで最も裕福な起業家100人」の一覧では、番付の作成時点でスリコ・ヴァルセマシヴィリがベットライブの38%を保有していたと整理されている。同氏はコーヒー製造のメアマの85%とホテル・エピソードの45%も保有する。このほか、2023年のデータに基づきナナ・ジャナシアが19%を、スリコ・ツルキゼが一定の持分を保有すると記されている。
参考資料
- St8 partners with betlive to supply casino aggregation platform in Georgia — European Gaming(2026年8月19日) ↗
- Georgia's 100 Richest Entrepreneurs — Forbes Georgia(2026年3月25日) ↗
- Georgia shakes up gambling laws despite licence fee concerns — iGaming Business ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia(2024年1月9日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。