解説 · 2026年8月時点
コマース・バンク・オブ・タジキスタン(OJSC Commerce Bank of Tajikistan、CBT)は、ドゥシャンベに本店を置く商業銀行である。公式サイトはタジキスタン国立銀行の免許第0000085号(2017年10月10日付)にもとづいて営業していると表示している。2026年6月末の総資産は26億4,519万ソモニで、国内では上位の規模にある。
支店12に対して銀行サービスセンターが58、ATMが193台と、店舗の数に比べて小口の窓口とATMの網が厚い。個人の決済と送金を広く取り込む形の店舗展開である。
| 正式名 | OJSC "Commerce Bank of Tajikistan"(タジク語 ҶСК «Коммерсбонки Тоҷикистон») |
|---|---|
| 本店 | タジキスタン・ドゥシャンベ市イスモイリ・ソモニ区ボフタル通り37/1 |
| 営業免許 | タジキスタン国立銀行免許 第0000085号(2017年10月10日) |
| 事業 | 商業銀行業務(預金、貸出、送金・決済、カード事業) |
| 総資産 | 26億4,519万ソモニ(2026年6月末) |
| 純利益 | 6,114万ソモニ(2025年通期) |
| 自己資本 | 4億5,684万ソモニ(2026年6月末) |
| 授権資本 | 3億7,500万ソモニ(2025年12月31日時点) |
| 株主 | CJSC保険会社スグルタイ・アッバリニ・ミリ(第一国民保険)93%(2025年12月31日時点) |
| 拠点 | 支店12、銀行サービスセンター58、ATM193台(2026年6月末) |
| 経営責任者 | 取締役会長 エラジ・ラジャボフ |
| 公式サイト | www.cbt.tj |
所有
国立銀行の適格保有株主一覧(2025年12月31日時点)によれば、授権資本は3億7,500万ソモニで、株式の93%をCJSC保険会社「スグルタイ・アッバリニ・ミリ」(Sughurtai Avvalini Milli、第一国民保険)が保有する。保険会社が銀行の支配株主になっている点が、タジキスタンの他行と異なる。取締役会長はエラジ・ハビブロエヴィチ・ラジャボフ。
業績
国立銀行の集計では、2025年通期の純利益は6,114万ソモニ、ROEは14.2%だった。2026年上期の純利益は3,095万ソモニ、ROEは13.5%である。
総資産は四半期ごとの振れが大きい。2025年9月末の27億5,475万ソモニから12月末に19億7,436万ソモニへ縮み、2026年3月末18億405万ソモニ、6月末26億4,519万ソモニと戻した。動いているのは主に預金で、2025年9月末の21億6,390万ソモニが12月末に13億5,441万ソモニへ減り、2026年6月末には21億709万ソモニまで回復している。一方で貸出金は2025年6月末の7億9,378万ソモニから2026年6月末の9億1,703万ソモニまで一貫して増えており、預金の変動は大口の資金の出入りによるものとみられる部分が大きい。
カードと店舗網
2026年6月末のプラスチックカード発行枚数は13万3,840枚、ATMは193台、銀行サービスセンターは58か所。ATMの台数は同時点の国内で最も多い部類に入る。
参考資料
- 銀行一覧(Banks)— タジキスタン国立銀行 ↗
- 適格保有株主一覧(2025年12月31日時点)— タジキスタン国立銀行 ↗
- 銀行の財務指標(四半期系列のExcel)— タジキスタン国立銀行 ↗
- ОАО «Коммерцбанк Таджикистана»(公式サイト) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。