解説 · 2026年8月時点
コンバース・バンク(Converse Bank)は、アルメニアの商業銀行である。アルゼンチンのアルメニア系実業家エウルネキアン家の投資会社が実質的な支配株主で、同家はエレバンのズヴァルトノツ空港を運営するアルメニア・インターナショナル・エアポーツの親会社も擁する。ディアスポラ資本がアルメニア経済に入る典型的な経路の一つといえる。
| 正式名 | Converse Bank Closed Joint-Stock Company |
|---|---|
| 設立 | 1993年(「北アルメニア」株式銀行として) |
| 現社名 | 1997年4月 |
| 本店 | アルメニア・エレバン |
| 実質的支配者 | アルゼンチンのアルメニア系実業家エウルネキアン家系の投資会社。ハイポスト・トラスト・マネジメントも大口参加者 |
| 資本市場 | AMXの債券発行体。株式は非上場 |
沿革
1993年に「北アルメニア」株式銀行として設立され、1997年4月26日の創立者総会の決議によりコンバース・バンク閉鎖型株式会社へ再編された。2010年4月2日にアルメニア証券取引所の会員となり、規制市場の決済システム参加者、証券保管機関の口座オペレーター、年金口座オペレーターを兼ねる。
所有構造
同行の開示によれば、米国登録のアドバンスト・グローバル・インベストメンツLLCが直接の大口参加者で、その全株式をルクセンブルクのアドバンスト・グローバル・インベストメンツS.a.r.l.が保有する。あわせてハイポスト・トラスト・マネジメントS.a.r.l.も大口参加者として名を連ね、その全株式をポストファイナンス・インターナショナルS.a.r.l.が保有する。いずれもエウルネキアン家系の投資体制に連なる。
同家はアルゼンチンを拠点に空港運営を世界展開しており、アルメニアではエレバンのズヴァルトノツ空港とギュムリ空港の運営権も持つ。銀行と空港という二つの基幹インフラに同じ資本が関わる構図は、この国の規模ならではのものである。
参考資料
- Shareholders — Converse Bank(公式サイト) ↗
- Converse Bank CJSC — 発行体情報(アルメニア証券取引所) ↗
- Armenia Extends Zvartnots Airport Concession for Another 35 Years — Hetq ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。