ORGANIZATION · COMPANY

ドリ・ダルモン

ドリ・ダルモン(Dori-Darmon、ウズベク語で「薬」)は、ウズベキスタン最大級の医薬品流通企業である。卸売と薬局チェーンの両方を持ち、地方の農村や山間部まで医薬品を届ける役割を担ってきた。国の医薬品供給体制の一部として組み込まれており、社会的に重要な医薬品を扱う「社会薬局」の運営や、優遇対象者への無償配布を実務として引き受けている。

DORI-DARMON
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ドリ・ダルモン(Dori-Darmon、ウズベク語で「薬」)は、ウズベキスタン最大級の医薬品流通企業である。卸売と薬局チェーンの両方を持ち、地方の農村や山間部まで医薬品を届ける役割を担ってきた。国の医薬品供給体制の一部として組み込まれており、社会的に重要な医薬品を扱う「社会薬局」の運営や、優遇対象者への無償配布を実務として引き受けている。

正式名«DORI-DARMON» aksiyadorlik kompaniyasi(JSC Dori-Darmon、「薬」の意)
本社ウズベキスタン・タシケント市チョルスー広場21(郵便番号100021)
事業医薬品・医療用品の卸売と小売(薬局チェーン)
組織地域子会社として株式会社6社・有限会社7社。倉庫17か所、研究分析ラボ15か所
特殊車両移動薬局133台(ISUZU・DAMASの保冷車を改装)
社会薬局1,600か所超(うち70%は農村の家庭ポリクリニック・保健センター内)
子会社ドリ・ダルモン・ガラント(保税倉庫)、ドリ・ダルモン・インベスト(市場調査・医薬品登録)、DDインシュアランス(保険)
上場共和国証券取引所「トシケント」に2020年6月12日上場(ティッカーDORI、額面4,300スム、上場株式数2,307万2,000株)

事業と組織

地域ごとの下部組織として株式会社6社と有限会社7社を抱え、倉庫17か所と研究分析ラボ15か所を運営する。政府の指示に基づき、遠隔の村落や山間部の住民に医薬品を届けるため、いすゞとダマスの保冷バン(イソサーマルバン)を改装した移動薬局133台を配備している。移動薬局には医薬品の温度管理のための冷蔵庫と空調が備えられている。

傘下には、保税倉庫を持ち医薬品の通関と保管を行うドリ・ダルモン・ガラント、2004年に設立され医薬品市場の調査と医薬品・医療用品の登録代行を行うドリ・ダルモン・インベスト、住民向けに医療保険と財物保険を提供するDDインシュアランスがある。

公的な役割

同社と地域組織は、基礎的な医薬品と医療用品をそろえた「社会薬局」を1,600か所以上開設している。そのうち70%は農村部の家庭ポリクリニックや遠隔地の保健センターの中にあり、タシケント市内にも家庭ポリクリニックや総合ポリクリニックに置かれた社会薬局が44か所ある。

薬局網は、2013年7月22日の閣僚会議決定第204号が定める13疾病の一覧と、外来で無償医療を受ける者の一覧に基づいて、対象者へ医薬品と医療用品を無償で配布している。国家予算の目的別資金による社会的に重要な疾病の治療薬の供給も、保健省管轄の医療機関向けに長年実施してきた。薬局では処方に基づく調剤(院内製剤)も行っている。

タシケント市内では、市内96か所の薬局における医薬品と医療用品の在庫状況を案内する情報サービス「1002」を運営している。取引先は国内の製薬企業のほか、欧州と米国を含む130社を超える海外企業に及ぶ。

上場

株式は共和国証券取引所「トシケント」に2020年6月12日から上場している。ティッカーはDORI、額面4,300スム、上場株式数は2,307万2,000株である。2026年8月19日の約定価格は1株4,900スムで、この価格による上場株式の時価は1,131億スムにあたる。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ドリ・ダルモンとは | Caspian Intelligence