解説 · 2026年8月時点
ユーロスチール(LLC Eurosteel)は、鉄筋・形鋼・鋼板・線材といった鉄鋼系建材を扱うジョージアの会社である。2016年に登記され、短期間で建設向け資材の供給者として上位に入った。Forbes Georgiaの2021年決算に基づく企業番付では、売上高1億5,862万8,910ラリで70位である。
ジョージアの建設は2010年代後半から住宅とホテルの開発が続き、鉄筋と形鋼の需要が伸びた。同国にはルスタヴィ・スチールなどの圧延工場があるが、需要の相当部分は輸入で賄われる。鉄鋼系建材の輸入商社は、国際価格と為替、そして建設の景況に業績が直結する。
| 正式名 | შპს ევროსტილი(LLC Eurosteel) |
|---|---|
| 企業登記番号 | 405176367 |
| 登記 | 2016年11月16日 |
| 本拠 | ジョージア |
| 事業 | 鉄鋼系建材の輸入・販売、切断加工、配送 |
| 売上高 | 1億5,862万8,910ラリ(2021年通期、Forbes Georgiaの企業番付で70位) |
| 代表者 | ニノ・ガベラシヴィリ(企業登記、2026年8月時点) |
| 従業員 | 80人(公式サイト、2026年8月時点) |
法人と事業
法人としての登記は2016年11月16日、企業登記番号は405176367、法人形態は有限責任会社(შპს)である。登記上の活動分類は「卸売・小売、自動車・二輪車の修理」と「不動産関連」で、代表者はニノ・ガベラシヴィリ(2026年8月時点)。
取扱品目は、異形鉄筋(ロシア規格品を含む)、線材、角鋼、丸鋼、平鋼、山形鋼、溝形鋼(チャンネル)、H形鋼、角管・丸管、縞鋼板、鋼板である。販売のほかに、切断加工と配送のサービスを提供している。同社は自社を国内最大の建材会社と説明し、従業員は80人、利用顧客は1万人超としている(2026年8月時点の公式サイト掲載値)。
業種の背景
鉄鋼系建材の取引は、単価が高く在庫の回転が速いため、売上高が大きくなりやすい。国内100位以内に建材関連の会社が複数入るのはこのためで、同じ番付にはBMCジョージア(45位)、ノヴァ(64位)などが並ぶ。ノヴァのように輸入と国内生産を組み合わせる会社もあれば、ユーロスチールのように輸入と加工・配送に特化する会社もある。
ジョージアの鉄鋼需要は、住宅開発とインフラ工事の二つに支えられる。2018年から続く東西ハイウェイのリコティ峠区間のような大型土木は、鉄筋と形鋼の消費を押し上げる。一方で建設は金利と不動産価格の影響を受けやすく、需要の振れが大きい。
公開されていない情報
同社は非上場で、直近の売上高と利益、仕入先の構成、倉庫と加工設備の規模は公開資料からは確認できない。公式サイトには「25年以上の経験」との記述があるが、企業登記上の設立は2016年であり、両者は一致しない。設立年については登記の記載を採る。
会計・報告・監査監督局(SARAS)の報告ポータルに財務諸表を提出しているが、内容の閲覧には登録が必要である。
参考資料
- Eurosteel — 会社概要(公式サイト) ↗
- შპს ევროსტილი — 企業プロフィール(SARAS 報告ポータル) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia(2021年決算に基づく、2024年1月9日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。