解説 · 2026年8月時点
ユーロテルム(Euroterm CJSC)は、アルメニアの食品加工会社である。ノヤン(Noyan)のブランド名で果汁飲料、ジャム、野菜の瓶詰め、濃縮果汁、ドライフルーツを製造し、20か国以上へ輸出する。1998年の設立以来、同国を代表する食品メーカーのひとつに数えられる。
アルメニアの食品加工業は、鉱業・たばこ・IT・金融と並ぶ輸出産業である。果実の品質に恵まれる一方、内陸国で国境の一部が閉ざされているため輸送費が高く、単価の高い加工品に活路を求める構図がある。ノヤンの製品構成は、この事情をよく表している。
| 正式名 | Euroterm CJSC(ブランド名はNoyan/ノヤン) |
|---|---|
| 設立 | 1998年 |
| 本拠 | アルメニア |
| 事業 | 果汁飲料、ジャム・プリザーブ、野菜の瓶詰め、濃縮果汁、ドライフルーツの製造 |
| 生産拠点 | 2か所。うち濃縮果汁工場はアルマヴィル地方ヴァナンド(2012年操業) |
| 自社果樹園 | 200ヘクタール超 |
| 従業員 | 250人超(自社公表) |
| 輸出 | 20か国超 |
| 認証 | FSSC 22000、ISO 9001:2015 |
| 創業者 | エディク・ガザリャン。社長はヴァヘ・ガザリャン |
沿革
1998年にユーロテルムCJSCとして設立された。翌1999年、アルメニアの企業として早い時期にテトラパックの充填技術を導入し、保存料を使わずに果汁の風味を保つ製造に切り替えた。ソ連時代の瓶詰め主体の生産から、輸出に耐える紙容器の飲料へ移行した時期にあたる。
2012年にはアルマヴィル地方のヴァナンドに濃縮果汁の専用工場を設け、原料段階からの管理を強めた。濃縮果汁は保管と輸送の効率が高く、原料の供給を安定させると同時に、それ自体が輸出商品にもなる。2015年には品質管理の体制を国際規格に合わせ、FSSC 22000とISO 9001:2015に沿って運用している。
事業の構成
製品はジュースとネクター、100%果汁、プリザーブ(ジャム)、野菜の瓶詰め、コンポート、ナッツ入り蜂蜜、ドライフルーツ、生果、ピューレと濃縮果汁に分かれる。オーガニック認証を取った製品群も持つ。
自社果樹園は200ヘクタールを超え、生産拠点は2か所、従業員は250人超と説明している。輸出先は20か国以上で、他社ブランドの製造受託(プライベートブランド)も手がける。
創業者はエディク・ガザリャン、社長はヴァヘ・ガザリャンで、同族経営である。売上高や輸出額は公表されていない。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。