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GDG

GDG(LLC GDG)は、蒸留酒を中心とする酒類の卸売・流通会社である。ジョージアを拠点に、南コーカサスと中央アジア、モンゴルまでを商圏とし、世界の主要な蒸留酒メーカーの地域代理店を務める。Forbes Georgiaの2021年決算に基づく企業番付では、売上高1億1,734万1,750ラリで94位に入った。

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解説 · 2026年8月時点

GDG(LLC GDG)は、蒸留酒を中心とする酒類の卸売・流通会社である。ジョージアを拠点に、南コーカサスと中央アジア、モンゴルまでを商圏とし、世界の主要な蒸留酒メーカーの地域代理店を務める。Forbes Georgiaの2021年決算に基づく企業番付では、売上高1億1,734万1,750ラリで94位に入った。

同社はジョージアの複合企業GDホールディングの流通部門を構成する会社のひとつである。GDホールディングは酒類・たばこの流通、食品と非食品の物流、再生可能エネルギー、農業、不動産開発、ホテルにまたがる企業群で、傘下にはGDG、GDI(フィリップ・モリスの正規販売)、GDMco(食品・飲料の流通)、GDアルコ、GDCC、ラクソー・ディストリビューションが並ぶ。

正式名LLC GDG
設立2011年11月16日(GDホールディング公表)
本拠ジョージア・トビリシ
事業蒸留酒を中心とする酒類と清涼飲料の卸売・地域流通
売上高1億1,734万1,750ラリ(2021年通期、Forbes Georgiaの企業番付で94位)
親会社GDホールディング(GD Holding)
展開地域ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、モンゴル(同社公表)

事業

同社の説明によれば、2011年11月16日の設立以来、酒類と清涼飲料の卸売に特化し、南コーカサスと中央アジアで最大級のプレミアム酒類の物流拠点となった。地域代理店として扱うブランドには、ディアジオ、ブラウン・フォーマン、バカルディ・マティーニ、ウィリアム・グラント、ビーム・サントリー、レミー・コアントロー、ボルコ、カミュ、グレン・グラント(カンパリ)、ヘイルウッド、インターナショナル・ビバレッジ、J&Gグラント(グレンファークラス)、イェーガーマイスター、ムクー、ウェスト・コーク・ディスティラーズ、ティーリング、ホワイト・アンド・マッカイなどがある。

商圏はジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、モンゴルに及び、取引はジョージアのポチ港とトビリシ、そして欧州連合域内のラトビア・リガの拠点から行われる。旧ソ連圏の広い範囲を一つの物流網で覆う構成である。

沿革

GDホールディングの説明によれば、創業者は1993年にグロールシュ・ビールの流通から事業を始めた。1995年に蒸留酒のブランドを扱い始め、1997年に「GDスピリッツ」を設立してコーカサス全域で内外のブランドを流通させるようになった。

2001年から2007年にかけて、GDスピリッツはトラダル、マクシウム、UDVといった会社とジョージアおよび南コーカサス向けの流通契約を結んだ。2007年から2011年にはGDグループが地域の物流拠点を整え、ウィリアム・グラント・アンド・サンズ、ペルノ・リカール、ディアジオと大口の契約を締結した。2011年以降はGDGがこれらの契約を引き継ぎ、モンゴルとベラルーシを含む新しい市場へ広げるとともに、ホワイト・アンド・マッカイ、サゼラック、ムクー・コニャックなどを加えた。

GDホールディングのなかで

GDホールディングは「32年以上の経験」を掲げ、従業員は世界で2,500人を超えるとしている。同社は小売のデイリー・グループの一員でもあり、1,800店のスーパーマーケット網とつながっていると説明する。

物流面では、ジョージア最大級となる23万平方メートルの物流倉庫(リロ1物流センター、2019年に50%を取得)を運営し、自社商品専用に1万6,000平方メートルの保管区画を別に持つ。再生可能エネルギーでは、政府との契約に基づく44.5メガワットの水力発電所を建設・運営し、スペインで3.5メガワットの太陽光、ジョージアで8基の風力発電機を持つとしている。

同じ流通部門に属するGDMco(ジョージアン・ディストリビューション・マーケティング・カンパニー)は2001年設立の食品・飲料の流通会社で、GDIは2016年設立のたばこ流通会社である。GDGはこのうち酒類を担う。

酒類流通という業態

蒸留酒の流通は、単価が高く保管期間が長い商品を扱うため、倉庫と与信の負担が大きい業態である。一方で、各国の輸入規制と物品税、そして小売店への配送網が参入の壁になるため、いったん地域代理店の地位を得た会社は替えがききにくい。GDGが南コーカサスから中央アジア、モンゴルまでを一つの網で覆えているのは、この構造による。

同社が挙げる取扱ブランドの一覧には、スコッチ、アイリッシュ・ウイスキー、コニャック、ラム、リキュールの大手がほぼ網羅されている。これらのメーカーは市場規模の小さい国ごとに自社の販売会社を置かず、地域をまとめて任せる代理店方式をとることが多い。

公開されていない情報

同社は非上場で、株主構成、従業員数、2021年以降の売上高と損益、国別・ブランド別の売上構成はいずれも公表資料からは確認できない。中央アジア各国での市場シェアも公表されていない。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

GDGとは | Caspian Intelligence