解説 · 2026年8月時点
GDIは、ジョージアでたばこ製品の流通を担う会社である。フィリップモリス・ジョージアの公式ディストリビューターとして、同社製品を全国の小売店へ配荷している。2016年8月7日の登記と新しい会社だが、フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高6億1,842万ラリで第11位に入った。
ジョージアの企業売上ランキングでは、たばこの流通会社が上位に固まって並ぶ。これは高い物品税を含んだ販売額がそのまま売上高に計上されるためで、GDIのほか、フィリップモリス・ジョージア(第13位)、エリジ・グループ(第32位)、JTIコーカサス(第43位)、ジオディストリビューション(第62位)、T&Rディストリビューション(第72位)が100社の中に入っている。売上高の大きさは、必ずしも事業規模や利益の大きさを意味しない。
| 正式名 | LLC GDI |
|---|---|
| 登記 | 2016年8月7日 |
| 本拠 | ジョージア・トビリシ(ギオルギ・ムディヴァニ通り3a) |
| 事業 | たばこ製品の流通。フィリップモリス・ジョージアの公式ディストリビューター |
| 取扱 | 紙巻きたばこ。2020年7月20日から加熱式たばこ(HEETS)と加熱デバイス(IQOS) |
| 売上高 | 6億1,842万ラリ(2021年通期。フォーブス・ジョージア「100大企業」第11位) |
| 所有 | GDホールディング傘下 |
沿革と位置づけ
同社は2016年4月16日にGDMブランドの紙巻きたばこの流通から事業を始め、同年11月にフィリップモリス・ジョージアの公式ディストリビューターとなった。2020年7月20日には加熱式たばこ製品HEETSとデバイスIQOSの取り扱いを開始している。IQOSはフィリップモリス・インターナショナルが2020年にジョージア市場へ投入した主力製品で、GDIはその国内流通を担った。
同社はGDホールディングの流通部門に属する。同ホールディングはたばこのGDI、酒類のGDG、日用品流通のGDMco、GD ALCO、GDCC、ラクソール・ディストリビューションといった流通会社群に加え、不動産開発、物流センター、水力・太陽光の発電、農業(ナッツ生産)、ワイン醸造、ホテルを抱える複合企業である。
事業環境
ジョージアのたばこ規制は2018年以降に大きく強化され、屋内の全面禁煙、広告の禁止に続いて、2021年1月1日からは小売店頭での陳列も禁止された。この規制強化を受けて、ブリティッシュ・アメリカン・タバコは2021年2月からジョージアの事務所を閉じている。市場が縮む方向の規制が続く一方で、加熱式たばこへの需要の移り変わりが流通各社の取扱構成を変えてきた。
財務諸表は公表されておらず、利益や従業員数は確認できない。売上高はフォーブス・ジョージアがグラント・ソントンの検証を経て集計した2021年決算の数字による。
参考資料
- GD Holding — Subsidiaries(公式サイト) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia(2024年1月9日) ↗
- About us — PMI Georgia(フィリップモリス公式サイト) ↗
- British American Tobacco shuts its offices in Georgia — The FINANCIAL ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。