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ジョージアン・インダストリアル・グループ(GIG)

エネルギーを軸に物流、機械、農業、医薬品、医療、セメントなどを手がけるジョージアの多角的持株会社。同国唯一の炭鉱であるトキブリ炭鉱を運営する。

Georgian Industrial Group (GIG Holding)

解説 · 2026年8月時点

ジョージアン・インダストリアル・グループ(GIG)は、ジョージアの多角的な事業持株会社である。エネルギーを軸に、物流、機械、農業、医薬品、医療・保険、セメント、不動産、教育まで広く手がける。とりわけ、この国で唯一の炭鉱であるトキブリ炭鉱を運営してきたことで知られ、石炭とその周辺事業をめぐる議論の当事者であり続けてきた。

正式名Georgian Industrial Group(GIG Holding)
本社ジョージア・トビリシ
事業エネルギー(火力・再生可能)、物流・運輸、機械製造、農業、医薬品製造、医療・保険、セメント製造、不動産、教育
石炭ジョージア唯一の炭鉱であるトキブリ炭鉱を運営(子会社サクナフシリ)。ライセンス下の埋蔵量3億3,100万トン超
売上高約1億5,016万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計、エネルギー分野)

石炭とトキブリ

傘下のサクナフシリが2006年からトキブリ炭鉱の採掘権と選炭工場を保有している。ジョージアで操業する唯一の炭鉱で、ライセンス下の埋蔵量は3億3,100万トンを超えるとされる。西部のイメレティ州にあるトキブリは、ソ連期に石炭で栄えた町で、この炭鉱は地域の主要な雇用先である。

炭鉱では死亡事故が繰り返し起き、安全管理をめぐって国内で厳しい批判を受けてきた。石炭の産地でありながら大規模な石炭火力を持たないという構造も、この事業の位置づけを複雑にしている。

発電計画の変遷

同グループは石炭火力の建設を繰り返し計画してきた。2012年にはトルコのミムサムと組んでガルダバニに160MWの石炭火力を建設する契約を結び、2015年には子会社シーパワーが中国の東方電気と2億ドルの契約を結んで、トビリシ近郊ガルダバニに石炭火力を建てる計画を発表した。この投資には中国のシルクロード基金が関与すると報じられた。

しかしトキブリの石炭火力計画は放棄され、ガルダバニで実際に建設されたのは石炭ではなくガス火力(ガルダバニ・コンバインドサイクル発電所)だった。ジョージアの電源構成は水力が中心で、不足分をガス火力と輸入で補う形が続いている。国が石炭に戻る選択をしなかったことは、この国のエネルギー政策の方向を示す一つの結果でもある。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

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