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GRC

GRCは、ジョージアで建設資材を製造・輸入し、建設業者へ供給する会社である。2003年の設立で、屋根材、断熱材、建設用化学品といった資材を扱い、複数の国際ブランドの独占代理権を持つ。フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高2億8,974万ラリで第36位に入った。同一覧の英語版では業種が「電子材料の製造・輸入」と記されているが、同社自身とジョージアの投資促進機関の説明では建設資材の製造・輸入業者である。

解説 · 2026年8月時点

GRCは、ジョージアで建設資材を製造・輸入し、建設業者へ供給する会社である。2003年の設立で、屋根材、断熱材、建設用化学品といった資材を扱い、複数の国際ブランドの独占代理権を持つ。フォーブス・ジョージアの「100大企業」(2021年決算)では売上高2億8,974万ラリで第36位に入った。同一覧の英語版では業種が「電子材料の製造・輸入」と記されているが、同社自身とジョージアの投資促進機関の説明では建設資材の製造・輸入業者である。

ジョージアの建設業は2010年代以降の不動産開発と公共インフラ投資に支えられて拡大し、資材の供給業者もそれに合わせて成長した。「100大企業」にはGRCのほか、BMCジョージア、シタデル、ノヴァ、ユーロスチールといった資材系の企業が並んでおり、この分野の層の厚さがうかがえる。

正式名LLC GRC(შპს ჯი არ სი)
設立2003年
本拠ジョージア・トビリシ、ペイカルタ通り14g。クタイシにも拠点
事業建設資材の製造・輸入・卸売(屋根材、断熱材、建設用化学品、鋼材、天窓など)
取扱ブランドBASF、ファイアストン、ウルサ、テクノニコル、SSAB、VELUXなどの独占代理
売上高2億8,974万ラリ(2021年通期。フォーブス・ジョージア「100大企業」第36位)
所有ニカバゼ家が60%、ギオルギ・アグドゴメラシヴィリが40%(2023年決算に基づくフォーブス・ジョージアの整理)

事業

同社は自らを「ジョージアの建設分野における主要な供給業者の一つ」と位置づけ、市場に高い基準を持ち込むこと、健全な競争を促すこと、固定客をつくることを優先課題に掲げてきたと説明している。設立から20年余りにわたり、この方針で事業を続けてきたという。

取り扱うのは、屋根材、断熱・保温材、建設用の化学品などである。独占代理権を持つブランドとして、ドイツの化学大手BASF、米国の屋根材メーカーのファイアストン、断熱材のウルサ、ロシア発の建材メーカーのテクノニコル、スウェーデンの鉄鋼メーカーSSAB、デンマークの天窓メーカーVELUXなどを挙げている。輸入だけでなく自社での製造も行う。

拠点は本社と倉庫を置くトビリシのペイカルタ通りのほか、西部の中心都市クタイシにもある。国土の東西に拠点を置くことで、地方の建設現場への配送を賄う構えである。

所有

フォーブス・ジョージアが2026年3月に公表した「ジョージアで最も裕福な起業家100人」の一覧では、会計・報告・監査監督局のポータルに提出された2023年の財務諸表と公的登記簿をもとに、ニカバゼ家が合計60%、ギオルギ・アグドゴメラシヴィリが40%の持分を持つと整理されている。同一覧はGRCを「最も価値のあるジョージア企業」の第71位に位置づけた。

市場の環境

建設資材の需要は、住宅開発と道路・トンネルなどの公共工事の発注量に直結する。ジョージアでは東西を結ぶ高速道路の建設が長期の国家事業として続いており、中国やトルコの建設会社が主要な区間を受注してきた。資材の供給業者にとっては、こうした大型工事と首都の住宅開発が二つの需要源になる。

一方、資材の多くは輸入であり、原材料価格と海上運賃、そしてラリの対ドル・対ユーロ相場が仕入れ価格を左右する。2020年代前半の世界的な資材価格の上昇局面では、ジョージアでも建設費が押し上げられた。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

GRCとは | Caspian Intelligence