解説 · 2026年8月時点
ヘリオス(Helios)は、カザフスタンのガソリンスタンド網である。1999年にアルマトイで25か所の給油所から出発し、2020年代には283か所まで広げた。国営系のQazaq Oil(ペトロリテール)と並ぶ民間の大手で、燃料の品質管理を自社で完結させる体制と、給油所併設のカフェ事業を早くから育ててきた点に特色がある。
| 正式名 | ТОО «Гелиос»(Helios) |
|---|---|
| 創業 | 1999年9月27日 |
| 本拠 | カザフスタン・アルマトイ |
| 事業 | ガソリンスタンド網の運営、石油製品の小売・卸売 |
| 店舗網 | 90を超える集落に283のガソリンスタンド。石油基地網、7つの固定品質検査ラボ、36のオイル交換拠点(2025年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 売上高 | 1,369億テンゲ(2024年通期、Forbes Kazakhstanによる推計値) |
| 従業員 | 4,492人(2024年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 所有 | ラシト・サルセノフ氏の一族 |
| 順位 | Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第29位 |
沿革と体制
社名は古代ギリシャの太陽神ヘリオスに由来する。1999年9月27日に設立され、当初から自社の給油所網を広げる方針を取った。同時に、石油基地から給油所までの品質管理を自前で行うため、石油基地を取得し、品質検査ラボを整えてきた。ラボは石油基地に置かれた固定式のほか、給油所で直接検査する移動式もある。
2013年には添加剤を配合したプレミアム燃料「PRIME」(PRIME 92、PRIME 95、PRIME DT)を投入した。ロイヤリティ制度「Helios card」は2004年から運営している。法人向けには、給油量ベースと金額ベースの2種類の枠を選べる割引制度を用意する。
併設事業
2018年に自社の軽食ブランド「ЯРКИЙ COFFEE」を立ち上げ、給油所併設の店で調理を行う体制を整えた。パン、サラダ、サンドイッチなどを自社の調理場で製造している。2020年には車から降りずに給油できるモバイルアプリを導入した。
燃料の販売だけでは利益率が薄いため、併設の物販と飲食で収益を補うのは各国の給油所事業に共通する構造である。
所有と規模
ラシト・サルセノフ氏の一族が保有する。同一族はカザフスタンの資産家番付の上位に位置する。Forbes Kazakhstanの推計では、2024年通期の売上高は1,369億テンゲ、従業員は4,492人である。財務諸表は公表されていない。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan ↗
- ТОО «Гелиос» (Helios) — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- О компании — Helios(公式) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。