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ハネウェル・セメント

ジョージアのセメント最大手。カスピとルスタヴィに一貫工場を持ち、同国で唯一クリンカーを製造する。旧ハイデルベルクセメント・ジョージア。

Hunnewell Cement (formerly HeidelbergCement Georgia)
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ハネウェル・セメント(Hunnewell Cement)は、ジョージアのセメント最大手である。ドイツのハイデルベルクセメント(現ハイデルベルク・マテリアルズ)が2006年から運営してきた事業を、ジョージア側の投資会社が引き取り、2024年に現在のブランドへ改めた。国内で唯一クリンカーを製造する企業であり、この国の建設資材の供給を実質的に握っている。

正式名Hunnewell Cement。旧称はHeidelbergCement Georgia
ジョージアでの操業2006年から
本社ジョージア・トビリシ
株主セメント・インベスト(ジョージア共同投資基金〈GCF〉、ハネウェル・パートナーズ、ダヴィド・ベジュアシュヴィリ氏一族の利害を代表する投資会社)
事業セメントとクリンカーの製造、骨材、生コンクリート
設備カスピとルスタヴィの一貫工場2、ポチの粉砕工場、スプサのセメントターミナル、骨材工場2、固定式生コン工場7と移動式9
特徴ジョージアで唯一クリンカーを製造する企業
雇用直接雇用約1,200人。協力会社を含め5,000人超
累計投資2億ユーロ超(2006年からの17年間)
売上高約4億1,530万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計)

所有の移り変わり

ハイデルベルクセメントは2006年からジョージアで操業していた。2017年、同社は議決権の50%をセメント・インベストへ売却した。セメント・インベストはジョージア共同投資基金(GCF)と英系の投資会社ハネウェル・パートナーズが共同で運営・保有する会社である。

この体制のもと、ハイデルベルクセメント・コーカサス、GCF、ハネウェル・パートナーズの3者が1億2,000万ドルを投じる更新計画が実行された。うち1億ドルはカスピ工場の乾式新ラインの建設に充てられている。その後セメント・インベストが合弁相手であるハイデルベルク・マテリアルズの残る持分も取得し、2024年に「ハネウェル・セメント」の新ブランドが立ち上げられた。17年間の累計投資額は2億ユーロを超える。

設備と市場での位置

設備は、カスピとルスタヴィの一貫工場2か所、ポチのセメント粉砕工場、スプサのセメントターミナル、骨材工場2か所、固定式の生コン工場7か所と移動式9か所からなる。直接雇用は約1,200人で、協力会社を含めると5,000人超の雇用を支える。

国内で唯一クリンカー(セメントの中間製品)を製造する企業である点が重要である。クリンカーを作れなければセメント工場は輸入原料に依存することになるため、この一点が同社の位置づけを決めている。Forbes Georgiaの企業ランキング(2021年決算)では売上高約4億1,530万ラリで24位に入った。生産の一部はアゼルバイジャンとアルメニアへ輸出されている。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ハネウェル・セメントとは | Caspian Intelligence