解説 · 2026年8月時点
イベロイル(LLC Iberoil)は、ジョージアの石油製品輸入・卸売会社である。2012年から国内市場で営業し、ガソリン(RON-92、RON-95)と低硫黄軽油(ULSD)を輸入して全国に供給する。同社は取引先を約300社と説明している。Forbes Georgiaが2021年の財務諸表をもとにまとめた民間企業番付では、売上高1億7,591万2,783ラリで60位に入った。
社名の「イベリア」は、東ジョージアの古代王国カルトリを指すギリシャ・ローマ側の呼び名にちなむ。ジョージアの企業には、この語を冠したものが多い。
| 正式名 | შპს იბეროილი(LLC Iberoil) |
|---|---|
| 企業登記番号 | 406079586 |
| 登記 | 2012年11月8日 |
| 本拠 | ジョージア・トビリシ(イヴァネ・ユマシェフ通り13) |
| 事業 | 石油製品の輸入と全国向け卸売 |
| 取扱品目 | RON-92(レギュラー)、RON-95(プレミアム)、ULSD(低硫黄軽油) |
| 売上高 | 1億7,591万2,783ラリ(2021年通期、Forbes Georgiaの企業番付で60位) |
| 代表者 | ミヘイル・ニコレイシヴィリ(企業登記、2026年8月時点) |
| 監査人 | Mazars & Partners(2024年度個別財務諸表) |
事業
同社は自社ブランドの給油所網を持たず、輸入した燃料を法人と事業者に卸す形態をとる。供給先は独立系の給油所、運送・建設・農業の事業者、公共部門の需要家などである。同社は輸入燃料がジョージアの国家規格を満たすよう管理し、欧州基準に適合した品質の製品を扱うと説明している。
同社サイトは「イベロイルはジョージア市場で30年の経験を持つ」とも記しており、2012年の法人登記より前の経営陣の経歴を指すとみられる書き方になっている。取扱数量、輸入元、市場シェアは公開資料では確認できない。
ジョージアの燃料市場
ジョージアは原油を産出せず、石油製品はほぼ全量を輸入する。給油所の小売はウィソル、ガルフ(サン・ペトロリウム・ジョージア)、SOCARジョージア・ペトロリウム、ロムペトロル・ジョージア、ルクオイル・ジョージアの各系列が大きな比重を占め、2015年には競争庁がこの5社に対し価格協調を理由に総額5,160万ラリの制裁金を課したことがある。
一方で、小売網を持たない輸入・卸売業者も市場の一角を占める。Forbes Georgiaの2021年番付には、イベロイルのほかラックス・オイル(58位)、ペトロカス・フューエル・サービシズ・ジョージア(71位)、K-WASH(92位)といった輸入・卸売系の企業が並んでおり、燃料流通の裾野の広さを示している。
企業情報
法人形態は有限責任会社(შპს)、企業登記番号は406079586、登記日は2012年11月8日である。登記上の代表者はミヘイル・ニコレイシヴィリ(2026年8月時点)で、本店所在地はトビリシのイヴァネ・ユマシェフ通り13。
会計・報告・監査監督局(SARAS)の報告ポータルには2018年度以降の財務諸表を提出しており、2024年度の個別財務諸表の監査人はMazars & Partners(監査責任者ギオルギ・シャヴグリゼ)である。親会社・子会社の登録は確認できない。
参考資料
- IBEROIL(公式サイト) ↗
- შპს იბეროილი — 企業登記・報告一覧(SARAS 報告ポータル) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia(2021年決算に基づく、2024年1月9日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。