解説 · 2026年8月時点
iPress.geは、ジョージアの社会・政治および経済を扱う民間のオンライン通信社である。2014年12月に活動を始めた。同名のiPressグループの中核で、グループにはビジネス専門のibusiness.ge、政府・行政のニュースを扱うimtavroba.ge、地方を扱うiregions.geが含まれる。
ジョージアの報道は首都圏と全国紙・テレビに偏りがちだが、iPressグループは地方と行政の情報を専門のサイトに分けて出している点に特徴がある。
| 正式名 | iPress.ge |
|---|---|
| 開設 | 2014年12月 |
| 分野 | 社会・政治および経済 |
| グループ | iPressグループ(ipress.ge、ibusiness.ge、imtavroba.ge、iregions.ge) |
| 関連媒体 | 地域ポータルadjararm.ge、samegrelorm.ge、娯楽・教養ポータルmpress.ge、医療サイトjandacva.ge |
| 提携 | 英語紙Caucasian Business Weekおよび同紙のサイトcbw.ge |
| 所在地 | トビリシ市プシャヴィ通り16番地3階 |
| 言語 | ジョージア語・英語・フランス語 |
グループの構成
同社の説明によれば、iPressグループはiPress.ge、iBusiness.ge、iMtavroba.ge、iRegions.geの4つの通信サイトを束ねる。iBusiness.geは国内外の経済・ビジネスを、iRegions.geは地方の動きを、iMtavroba.geは政府・行政のニュースを扱う。いずれもiPress.geの所有だとしている。
このほか、地域ポータルのadjararm.ge(アジャリア)とsamegrelorm.ge(サメグレロ)、娯楽・教養ポータルのmpress.ge、医療内容のサイトjandacva.geもグループの所有である。
提携先として、経済とビジネスのニュースを扱う英語紙Caucasian Business Weekと、同紙のサイトcbw.geを挙げている。
所在地はトビリシ市プシャヴィ通り16番地3階である。資本構成と財務内容は公表資料からは確認できない。
沿革
同社の説明によれば、iPress.geは社会・政治および経済を扱う通信社として2014年12月に活動を始めた。その後、分野別・地域別のサイトを増やしてグループを形成した。
ジョージアの報道市場では、テレビ局を核とする大手のグループと、オンライン専業の中小の媒体が併存する。iPressは後者に属し、扱う分野をサイトごとに分ける形をとっている。
英語紙Caucasian Business Weekとの提携は、経済とビジネスの内容を英語で出す経路として位置づけられている。
扱う話題の例
2026年8月時点でよく読まれていた記事として並んでいたのは、ツフヴァリチャミア、テザミ、ケヴリアニの各村での上水道インフラの整備、ムツヘタでの貨物交通の一時迂回にともなう影響の緩和、マルトヴィリ市内の道路改修、ボルジョミでの音楽祭の開幕、マルネウリでの未登録の農薬・農業用化学品の販売拠点の摘発などである。
地方のインフラ整備や自治体の事業が上位に並ぶのは、iRegions.geを含むグループの構成を反映している。首都圏以外の公共事業を追ううえで手がかりになる。
このほか、政治、世界、法律、スポーツの記事が並ぶ。経済とビジネスの詳細はiBusiness.geに分かれている。
サイトの構成
iPress.geの区分は、政治、世界、ビジネス、法律、社会、地方、スポーツ、インタビューに分かれる。短報をまとめた「ორი სიტყვით(ひとことで)」の欄もある。
表示言語はジョージア語、英語、フランス語が用意されている。記事の本数はジョージア語版が中心である。
同社は、サイトの内容がいわゆる扇情的な記事を含まず、編集方針が国際的な基準に沿っていると説明している。到達数については、グーグル・アナリティクスのデータにもとづき、1日あたりの平均ユニークユーザーが2万を超えると自ら述べている。これは同社の自己申告であり、第三者の測定による裏づけは公開資料からは確認できない。
グループの各サイトへの導線がトップページに置かれ、ibusiness.ge、iregions.ge、imtavroba.ge、mpress.geへ移動できる。連絡先はトビリシの住所と電話番号、電子メールが公開されている。
サイトのフッターには2022年の著作権表示が置かれている。編集部と広告の案内ページも設けられている。
出典として使うときの性格
iPressグループの経済記事は、ジョージア国家統計局、国立銀行、各省庁、企業の発表を出典とすることが多い。ビジネスの詳細はiBusiness.geのほうが厚い。
地方の事業や自治体の動きを扱う記事は、iRegions.geや地域ポータルに出ることがある。首都以外の話題を探すときの手がかりになる。
英語版・フランス語版は掲載本数が限られる。詳細を追うときはジョージア語版に当たることになる。
iPressグループの各サイトは同じ運営主体のもとにあり、同じ記事が複数のサイトに掲載されることがある。出典を示すときは、実際に参照したサイトを明記するのが確実である。
同社は編集方針が国際的な基準に沿っていると説明しているが、編集綱領や訂正方針といった文書は公開されていない。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。