解説 · 2026年8月時点
カピタルバンク(Kapitalbank)は、ウズベキスタンで国有出資のない銀行としては最大の商業銀行である。2001年に民間の株式商業銀行として設立され、現在はEC・フィンテック大手ウズムのグループに属する。個人預金の残高では国有の大手を上回って国内首位に立っており、デジタル金融の急拡大がそのまま銀行の規模に反映された事例といえる。
| 正式名 | JSCB Kapitalbank |
|---|---|
| 設立 | 2001年4月7日 |
| 本社 | ウズベキスタン・タシケント |
| 事業 | 法人・個人向け商業銀行業務 |
| 総資産 | 62兆7,000億スム(2026年7月1日)。国有出資のない銀行では国内最大 |
| 預金 | 総額47兆3,000億スムで国内第3位。個人預金28兆1,000億スムは国内首位(2026年7月1日) |
| 融資残高 | 31億ドル、顧客預金37億ドル(2025年、ウズムグループの開示) |
| 納税額 | 6,103億スム(2024年、民間企業で第5位) |
| 所有形態 | ウズムグループの一員 |
沿革
2001年4月7日、民間の株式商業銀行として設立された。法人・個人の双方で高い伸びを示し、中堅銀行から国内上位10行に入る規模へ成長した。2008年11月以降はS&Pの継続的な格付け対象となり、アーンスト・アンド・ヤング、デロイト、グラント・ソントンといった国際的な監査法人による監査を受けてきた。
現在はウズムグループの一員で、グループのデジタル銀行(ウズム・バンク)と分割払い(ウズム・ナシヤ)の金融免許を支える役割を担う。ドイツ銀行、コメルツ銀行、ライファイゼン・バンク・インターナショナル、新韓銀行などとコルレス関係を持つ。
規模と特徴
2026年7月1日時点の総資産は62兆7,000億スムで、国有出資のない銀行では国内最大である。預金総額47兆3,000億スムはNBU、アグロバンクに次ぐ第3位、個人預金28兆1,000億スムは国内最大の大手国有銀行をも上回って首位に立つ。
ウズムグループの開示によれば、2025年の融資残高は31億ドル、顧客預金は37億ドルで、中小企業向け融資は前年の1.7倍に伸びた。デジタルでの口座開設と決済の統合が、この伸びを支えている。2024年の納税額は6,103億スムで民間企業のなかで第5位だった。
参考資料
- About the bank — Kapitalbank(公式サイト) ↗
- Uzbekistan Banking Assets Exceed 1 Quadrillion Soums — UzDaily ↗
- Uzum Reports Strong 2025 Results(公式) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。