解説 · 2026年8月時点
カザフムィス・コール(Kazakhmys Coal)は、カザフスタン中部カラガンダ州で石炭を採掘する会社である。2018年に「ラズレズ・モロデジヌイ」と「ラズレズ・クー・チェキンスキー」という2つの炭鉱会社を統合して発足した。この2社は2015年に銅生産のカザフムィス・コーポレーションの構造から切り離されたものである。
採掘するのはボルリンスコエとクー・チェキンスコエの2鉱床で、産出する石炭は主に国内の火力発電と工業用に向かう。カザフスタンの電力は今も石炭火力が中核であり、この種の中規模炭鉱の産出が発電所の燃料を支えている。
| 正式名 | ТОО «Kazakhmys Coal» |
|---|---|
| 設立 | 2018年(2つの炭鉱会社の統合による) |
| 事業 | カラガンダ州のボルリンスコエ炭鉱およびクー・チェキンスコエ炭鉱における石炭の採掘 |
| 売上高 | 538億テンゲ(2024年通期、前年比1.3%増) |
| 純利益 | 22億テンゲ(2024年通期、前年比75%減) |
| 従業員 | 881人(2025年12月時点) |
| 最終受益者 | ウラジーミル・キム70%、エドゥアルド・オガイ30% |
| 順位 | 第64位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
カザフムィス・グループとの関係
最終受益者はウラジーミル・キム(70%)とエドゥアルド・オガイ(30%)で、銅生産のカザフムィス・コーポレーション(同ランキング第2位)と同じ顔ぶれである。ただしカザフムィス・コールは別法人であり、銅事業とは会計上も分かれている。
銅の製錬には大量の電力と熱が要るため、同じ資本が石炭資産を持つことには相互補完の意味がある。
業績
2024年通期の売上高は538億テンゲで前年の531億テンゲから1.3%増えた。一方、純利益は22億テンゲと前年の89億テンゲから75%減っている。石炭価格の下落と操業費の上昇が同時に効いた形である。
従業員は881人(2025年12月時点)である。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- ТОО «Kazakhmys Coal» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- Группа «Казахмыс» — 公式サイト ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。