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カザフスタン電解工場(KEZ)

カザフスタンで唯一の一次アルミニウム生産者。パブロダルにあり、ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)傘下でKASEに社債を上場する。

Kazakhstan Electrolysis Plant JSC
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

カザフスタン電解工場(Kazakhstan Electrolysis Plant、KEZ)は、カザフスタンで唯一の一次アルミニウム生産者である。パブロダル市の東部工業地区にあり、同じユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)傘下のアルミニウム・カザフスタンが供給するアルミナを電気分解して金属アルミニウムをつくる。生産の大半は輸出に回る。KASEの英語表記は「Kazakhstan Aluminium Smelter」で、社債の発行体として財務を四半期ごとに開示している。

正式名АО «Казахстанский электролизный завод»(KASEの英語表記は Kazakhstan Aluminium Smelter JSC)
所在カザフスタン・パブロダル市 東部工業地区
事業一次アルミニウムの製造
売上高2,885億6,000万テンゲ(2024年通期、前年比3.9%増)
純利益590億5,000万テンゲ(2024年通期)
従業員2,300人(2024年、Forbes Kazakhstan集計)
輸出比率売上の78.76%(2,272億7,000万テンゲ)が国外向け(2024年通期)
上場カザフスタン証券取引所(KASE)に社債KASAb1を上場(2025年6月から取引)
親会社ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)。EKTホールディング経由
順位Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第18位

生産と市場

ERGは同社を「カザフスタン初にして唯一の高品位一次アルミニウム生産者」と説明し、世界の主要アルミ企業200社の上位10社に入るとしている。製品の90%は輸出され、主な仕向け先はロシア、ベラルーシ、ウズベキスタン、そして国内である(ERG、2026年8月時点)。

Forbes Kazakhstanの集計では、2024年通期の売上のうち2,272億7,000万テンゲ(78.76%)が国外向け、612億9,000万テンゲ(21.24%)が国内向けだった。

業績

2024年通期の売上高は2,885億6,000万テンゲで、前年の2,777億9,000万テンゲから3.9%増えた。純利益は590億5,000万テンゲと、前年の169億テンゲから3倍以上に増えている。アルミ地金の国際価格の回復が効いた。

KASEの開示によれば、2026年上半期の営業収益は2,120億200万テンゲ、純利益は692億9,000万テンゲ、総資産は6,479億5,000万テンゲ、自己資本は2,797億1,000万テンゲである(2026年7月1日時点)。

ERGとの関係

株式はEKTホールディングを通じてユーラシア・リソーシズ・グループが保有する。ERGはカザフスタン政府が40%の株式を持つ資源グループで、フェロクロム、鉄鉱石、石炭・電力、アルミの各部門を抱える。アルミナのアルミニウム・カザフスタン、電力のユーラシア電力公社と合わせ、原料・電力・製錬が同一グループの中で閉じているのが同社の強みである。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

カザフスタン電解工場(KEZ)とは | Caspian Intelligence