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カズフローム

高炭素フェロクロムの世界最大の生産者。アクトベを本社に、クロム鉱・マンガン鉱の採掘からフェロアロイの製造までを4つの事業所で手がけるERGの中核会社である。

JSC Transnational Company Kazchrome
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

カズフローム(Kazchrome)は、カザフスタンのフェロアロイ最大手であり、高炭素フェロクロムでは世界最大の生産者である。フェロクロムはステンレス鋼に不可欠な添加材で、世界のステンレス生産はこの国のクロム鉱に相当程度依存している。ERGの中核事業会社であり、Forbes Kazakhstanのランキングでは2024年通期の売上高1兆30億テンゲで5位に入った。

正式名JSC Transnational Company Kazchrome
本社カザフスタン・アクトベ
事業クロム鉱・マンガン鉱の採掘と選鉱、フェロクロム・フェロマンガン・フェロシリコンの製造
地位高炭素フェロクロムの世界最大の生産者
資源量クロム鉱2億2,170万トン
生産実績クロム鉱603万2,000トン(2024年、過去最高)、フェロアロイ186万5,000トン(2024年)
売上高1兆30億テンゲ(2024年通期、6.1%減)
純利益61億7,000万テンゲ(2024年通期、前年の1,974億テンゲから96.87%減)
従業員1万9,732人(2024年)
親会社ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)

4つの事業所

事業はドンスコイ鉱山選鉱コンビナート(クロム鉱の採掘・選鉱)、アクトベ・フェロアロイ工場、アクス・フェロアロイ工場、カズマルガネツ鉱山管理部(マンガン鉱)の4部門で構成される。所在地はアクトベ州、カラガンダ州、パブロダル州に分かれる。

資源量はクロム鉱2億2,170万トンで、カザフスタン西部のケンピルサイ鉱床群は世界有数の高品位クロム鉱床として知られる。ドンスコイ鉱山選鉱コンビナートが産出するクロム鉱精鉱のCr2O3含有率は47%以上である。

生産と業績

2024年のクロム鉱採掘量は603万2,000トンで過去最高、フェロアロイ生産量は186万5,000トンだった。売上の内訳は高炭素フェロクロム144万6,000トン・8,252億4,000万テンゲ(売上の82.32%)、精錬フェロクロム6万8,000トン・891億9,000万テンゲ(8.9%)、ケイ素合金16万2,000トン・781億8,000万テンゲ(7.8%)である。

2024年の売上高は前年比6.1%減の1兆30億テンゲ、純利益は1,974億テンゲから61億7,000万テンゲへ大幅に落ち込んだ。フェロクロム価格の軟化が主因である。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

カズフロームとは | Caspian Intelligence