解説 · 2026年8月時点
カズペトロドリリング(KazPetroDrilling)は、カザフスタン西部を主戦場とする石油サービス会社である。自社サイトでは「カザフスタン最大の独立系掘削会社」と称している。掘削と坑井の大規模補修(ワークオーバー)を柱に、水圧破砕、廃坑作業、掘削機器の製造・修理までを手がけ、カスピ海沿岸の油田開発を裏側で支えている。
| 正式名 | АО «KazPetroDrilling» |
|---|---|
| 事業 | 石油・ガス井の掘削、坑井の大規模補修、廃坑作業、水圧破砕、関連機器の製造・修理 |
| 営業地域 | マンギスタウ州、西カザフスタン州。生産設備はアクタウ、アティラウ、ジャナオゼン |
| 構成 | 掘削のБургылау、СБП «КМГ-Бурение»、機器製造・修理のКаскор-Машзавод、Казкор Инжиниринг、Жигермунайсервис、役務のКазТехМунайСервис、Трубремцентр、МунайфилдСервис |
| 売上高 | 2,092億テンゲ(2024年通期、前年2,042億テンゲ) |
| 純利益 | 36億テンゲ(2024年通期) |
| 従業員 | 3,768人(2024年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 株主 | ガイダル・アダムソピエフ氏85%、残る15%はТОО «АКБ-Инвест»を通じてアスカル・バルジャノフ氏、アルディヤル・バルジャノフ氏、バフティヤル・バルジャノフ氏 |
| 順位 | Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第22位 |
事業構成
グループは役務の種類ごとに複数の会社に分かれる。掘削はБургылауとСБП «КМГ-Бурение»、機器の製造・修理はКаскор-Машзавод、Казкор Инжиниринг、Жигермунайсервис、坑井役務や輸送はКазТехМунайСервис、Трубремцентр、МунайфилдСервисが担う。生産設備はアクタウ、アティラウ、ジャナオゼンに置かれ、主な作業地域はマンギスタウ州と西カザフスタン州である。
2024年通期の売上高の内訳は、掘削役務が62.9%、製品の販売が18.6%を占めた。垂直井と傾斜井の掘削、掘削泥水の技術支援、生産ケーシングの漏洩補修、事故処理、二層同時採油・同時圧入設備やパッカーの導入と補修などを役務として挙げている。
業績と所有
2024年通期の売上高は2,092億テンゲで、前年の2,042億テンゲからわずかに増えた。一方、純利益は36億テンゲと前年の42億テンゲから減っている。石油サービスは油価と発注元の投資計画に業績が左右されやすい業種で、売上規模のわりに利益率は薄い。
株主はガイダル・アダムソピエフ氏が85%を保有し、残る15%をАКБ-Инвестを通じてバルジャノフ家の3氏が持つ。同氏は総支配人も兼ねる。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan ↗
- АО «KazPetroDrilling» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- KazPetroDrilling(公式サイト) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。