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カズペトロール・グループ

カザフスタン南部クズロルダ州で操業する独立系石油会社。年産およそ30万トンの原油を生産し、クスト・グループの石油部門にあたる。

Kazpetrol Group LLP
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

カズペトロール・グループ(Kazpetrol Group)は、カザフスタン南部クズロルダ州で操業する独立系の石油会社である。2005年に設立され、スィルダリヤ郡のブロックXXIX-38で探鉱と生産を行う。年産およそ30万トンの中堅生産者で、多角経営の投資グループであるクスト・グループの石油部門にあたる。

正式名ТОО «KAZPETROL GROUP»
設立2005年4月25日
事業石油・ガス田の探査、探鉱、開発と原油の生産・販売
鉱区クズロルダ州スィルダリヤ郡のブロックXXIX-38-C、D、E(一部)。2024年にウリタウ地域の4,010平方キロメートルの探鉱・生産権を取得
埋蔵量地質埋蔵量2,130万トン(1億5,970万バレル)、可採埋蔵量770万トン(5,770万バレル)(同社公表、PRMS基準)
生産・販売2024年の原油販売量26万5,500トン(196万バレル)。2023年は27万8,600トン。年産はおよそ30万トン
売上高854億6,000万テンゲ(2024年通期、前年比65.7%増)
純利益70億9,000万テンゲ(2024年通期、前年比36.3%減)
従業員1,000人(2024年、Forbes Kazakhstan集計)
親グループクスト・グループ(Kusto Group)。受益者はエルキン・タティシェフ氏ほか
順位Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第38位

鉱区と埋蔵量

エネルギー鉱物資源省との探鉱・生産契約に基づき、クズロルダ州スィルダリヤ郡のブロックXXIX-38-C、D、E(いずれも一部)で操業する。2007年時点の契約地域は地質鉱区面積で合計254平方キロメートルだった。

同社の公表によれば、承認された地質埋蔵量は2,130万トン(1億5,970万バレル)、可採埋蔵量は770万トン(5,770万バレル)である。埋蔵量は国際基準のPRMS(石油資源管理システム)に沿って毎年独立監査を受けている。契約地域の開発開始からの累計生産量は、2024年1月1日時点で297万トン(2,220万バレル)に達した。

2024年には、ウリタウ地域で総面積4,010平方キロメートルの炭化水素の探鉱・生産に関する地下資源利用権を取得した。地質・物理データの解釈と分析を終え、資源基盤を広げる作業計画を立てたとしている。

ガス事業

2025年、南ハイルケルディ油田で生産される随伴ガスを合弁会社カズゲルムナイ(Kazgermunay)へ送って処理し、商業ガスを国営ガス会社カザクガス(QazaqGaz)へ引き渡す事業を立ち上げた。全長11.6キロのガスパイプラインを敷設し、南ハイルケルディ油田に圧縮機基地を、ヌラルィ油田にガス流量計測設備を建設した。随伴ガスの焼却を減らし、収益源を増やす投資である。

2024年には給油所会社ТОО «Новая АЗС»の持分を90%へ引き上げ、下流にも足場を広げている。

業績と所有

2024年通期の売上高は854億6,000万テンゲで、前年の515億9,000万テンゲから65.7%増えた。一方、純利益は70億9,000万テンゲと36.3%減っている。財務諸表は独立監査(プライスウォーターハウスクーパース)を受けていると公表している。

同社はクスト・グループの一員である。クスト・グループは1990年代末にカザフスタンの投資・企業金融の専門家が設立した国際的な企業群で、鉱業から始まり、石油、不動産、建材、エネルギー、農業へ広がった。受益者としてエルキン・タティシェフ氏、カナト・コプバエフ氏、ダウレト・ヌルジャノフ氏、オラズハン・カルスィベコフ氏、タルガト・トゥルムバエフ氏の名が挙がっている(2025年、Forbes Kazakhstan集計)。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

カズペトロール・グループとは | Caspian Intelligence