解説 · 2026年8月時点
マグナム・キャッシュ&キャリー(Magnum Cash & Carry)は、カザフスタン最大の食品小売チェーンである。全国14都市に200を超える店舗を展開し、ハイパーマーケットから近隣型のミニマーケットまで4つの業態を持つ。2024年通期の売上高は4,531億テンゲで、Forbes Kazakhstanの私企業ランキングでは7位、小売業では首位である。
| 正式名 | Magnum Cash & Carry LLP |
|---|---|
| 設立 | 2007年 |
| 事業 | 食品スーパー・ハイパーマーケットの運営、ネットスーパー |
| 店舗網 | カザフスタン14都市に200店超 |
| 業態 | Magnum 24/7(ハイパーマーケット)、Magnum super、Magnum express、Magnum daily(近隣型ミニマーケット) |
| 売上高 | 4,531億テンゲ(2024年通期) |
| 従業員 | 9,599人(2024年) |
| 自社ブランド | Vse v dom、Kunde、Pasteroni、Tompiなど |
| EC | アプリMagnum Goとダークストア経由の配送。2023年にKaspi.kzがMagnum E-commerce Kazakhstanの過半を取得 |
店舗網と業態
2007年の設立以来、Magnum 24/7(ハイパーマーケット)、Magnum super、Magnum express、Magnum daily(近隣型ミニマーケット)の4業態で店舗を増やしてきた。惣菜の自社製造を持ち、Vse v dom、Kunde、Pasteroni、Tompiといったプライベートブランドも展開する。ポイント制度Magnum Clubを運営する。
登記上の所有者はアザマト・オスマノフ氏で、一部はイリヤ・キリチェンコ氏と共同で持株会社を通じて保有する。
EC事業とKaspiとの関係
オンライン販売はアプリMagnum Goとダークストアからの配送で行う。2023年、カスピ・ケーゼットがEC合弁Magnum E-commerce Kazakhstanの主要持分を取得した。カザフスタンでは決済とECを握るカスピが生鮮食品の分野へ踏み込む形になり、カスピのe-Grocery事業は2025年に流通総額が53%増と急伸している。
実店舗の小売最大手とスーパーアプリ最大手が資本で結びついた構図は、この国の消費市場の集中度を示すものでもある。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。