解説 · 2026年8月時点
メガ(MEGA)は、カザフスタンの二大都市で3つのショッピングモールを運営する商業不動産事業である。2006年にアルマトイで1号店が開業し、現在はアルマトイのMEGA Alma-AtaとMEGA Park、アスタナのMEGA Silk Wayの3施設を持つ。合計の延床面積は約42万4,000平方メートルで、180を超えるブランドが入居する。
創業者で最終受益者のヌルラン・スマグロフは、自動車販売・製造のアスタナ・モーターズ(同ランキング第3位)を率いる実業家でもある。自動車販売で得た資本を商業不動産に振り向けた形で、カザフスタンの都市型消費のインフラを一手に握っている。
| 正式名 | Сеть ТРЦ Mega(MEGA Alma-Ata、MEGA Park、MEGA Silk Way) |
|---|---|
| 1号店開業 | 2006年(アルマトイ) |
| 施設 | アルマトイにMEGA Alma-AtaとMEGA Park、アスタナにMEGA Silk Way |
| 総面積 | 約42万4,000平方メートル |
| 売上高 | 606億8,000万テンゲ(2024年通期、前年比14.43%増) |
| 従業員 | 1,645人(2025年12月時点) |
| 創業者・最終受益者 | ヌルラン・スマグロフ |
| 順位 | 第48位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
事業の性格
収入はテナントからの賃料と共益費が中心で、小売そのものは行わない。したがって売上高は入居店舗の売上とは別物であり、606億8,000万テンゲ(2024年通期)という数字はモール運営会社としての収入である。前年からは14.43%伸びた。
アスタナのMEGA Silk Wayは、2017年の万博会場に隣接する立地に建てられた大型施設で、映画館やアイススケート場を含む娯楽機能を備える。アルマトイの2施設と合わせ、モールが単なる買い物の場ではなく都市の余暇の受け皿として機能している点は、中央アジアの都市に共通する特徴である。
位置づけ
カザフスタンの商業不動産では、このメガのほかにクリバエフ夫妻のマーキュリー・プロパティーズなどが大手として並ぶ。国内の消費が伸びるなかで賃料収入も伸びているが、施設が大都市2市に集中しているため、事業の浮沈はアルマトイとアスタナの消費動向に直結する。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- Сеть ТРЦ Mega — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- MEGA — 公式サイト ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。