解説 · 2026年8月時点
メガフォン・タジキスタンは、閉鎖型株式会社TT-モバイルが運営する携帯通信事業者である。2001年9月3日に設立され、同年10月2日にGSM 900/1800でサービスを始めた。当初のブランドは「МЛТ」で、2011年7月にロシアのメガフォンのブランドへ統一された。株式はメガフォン(ロシア)が75%、国営のタジクテレコムが25%を保有する。
同社は自社サイトで、活動加入者数がタジキスタン国民のおよそ25%にあたると説明している。2026年に同国市場での25周年を迎えた。
| 正式名 | CJSC "TT-Mobile"(ЗАО «ТТ-Мобайл»)。ブランド名はメガフォン・タジキスタン |
|---|---|
| 設立 | 2001年9月3日 |
| サービス開始 | 2001年10月2日(ブランド名「МЛТ」)。最初の通話は同年10月5日 |
| 改称 | 2011年7月(メガフォン・タジキスタンへ) |
| 株主 | メガフォン(ロシア)75%、タジクテレコム25% |
| 本社 | タジキスタン・ドゥシャンベ市N・フヴァイドゥロエフ通り73/2(郵便番号734066) |
| 加入者 | 活動加入者はタジキスタン国民のおよそ25%に相当(同社サイト) |
| 固定ブロードバンド | ドゥシャンベで1万2,000超の世帯と全国900超のオフィスに提供。接続可能世帯は7万5,000超(同社サイト) |
| 公式サイト | megafon.tj |
技術導入の歩み
同社の説明によれば、2005年にタジキスタンでCIS初の第3世代(3G、UMTS)ネットワークを稼働させた。同じ2005年の3G商用化については競合のバビロン・モバイルも中央アジア・CIS初と自称している。
2011年2月に国内で初めて4G/LTEの試験網を立ち上げ、2015年10月9日にはロシアのメガフォンと共同でタジキスタンの事業者間で初となる双方向LTEローミングを実現した。2020年2月に国内初のeSIMを提供し、同年2月21日には国内で初めて第5世代(5G)の導入に着手して、最初の区画をドゥシャンベに展開した。2022年には国内の通信市場で初めてVoLTEを導入している。
サービスの広がり
2017年に、マイページとメッセンジャーを統合したスーパーアプリ「Life」を国内で初めて提供した。2018年には携帯電話の残高で買い物ができるモバイルウォレットと、HBOなどの海外ドラマを配信するオンライン映画館を始め、2019年にはモバイル向けストリーミングテレビ「Arbuz TV」(100チャンネル超)を立ち上げた。2023年には露語・タジク語で応答するチャットボット「Dono AI」を刷新している。
2021年からは固定ブロードバンド(FTTx)に参入し、同社サイトによればドゥシャンベで1万2,000を超える世帯と全国900超のオフィスに「家庭向けインターネット」を提供している。ドゥシャンベで接続可能な世帯は7万5,000を超える。
2015年には、山岳地帯の水位計測機器にSIMカードを組み込んで土石流の情報を住民に伝える仕組みを国内で初めて試験した。2021年には、ヴァルゾブ地区のスキーリゾート「サフェド・ダラ」近くの山頂に「メガフォン峰」の名が公式に付けられている。
参考資料
- 「МегаФон сегодня — О компании」— МегаФон Таджикистан(公式サイト、沿革と主要数値) ↗
- 「How is Mobile Communications and the Internet Developing in Central Asia?」— CABAR.asia(2021年10月25日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。