解説 · 2026年8月時点
メタル・コンストラクション・ジョージア(LLC Metal Construction Georgia)は、金属製品の解体と売買、建設、フェロアロイの製造を手がけるジョージアの会社である。2016年12月の登記から数年で売上を伸ばし、Forbes Georgiaの2021年決算に基づく企業番付では売上高1億8,025万9,982ラリで56位に入った。
この業種はジョージア経済のなかで独特の位置を占める。旧ソ連期の工場設備や構造物の解体で出る鉄スクラップは、長らく同国の重要な輸出品であり、同時に国内のフェロアロイ工場と圧延工場の原料でもあった。金属の国際価格と貿易政策の変化に業績が強く左右される分野である。
| 正式名 | შპს მეტალ ქონსთრაქშენ ჯორჯია(LLC Metal Construction Georgia) |
|---|---|
| 企業登記番号 | 416331491 |
| 登記 | 2016年12月29日 |
| 本拠 | ジョージア |
| 事業 | 金属製品の解体・売買、建設、フェロアロイの製造 |
| 売上高 | 1億8,025万9,982ラリ(2021年通期、Forbes Georgiaの企業番付で56位) |
| 代表者 | ギオルギ・ムツィトゥリ(企業登記、2026年8月時点) |
法人の状況
法人としての登記は2016年12月29日、企業登記番号は416331491、法人形態は有限責任会社(შპს)である。登記上の活動分類は「卸売・小売、自動車・二輪車の修理」で、実態としては金属の売買が中心にあることを示している。登記上の代表者はギオルギ・ムツィトゥリ(2026年8月時点)。
会計・報告・監査監督局(SARAS)の報告ポータルへの財務諸表の提出は2020年度から2022年度までの3年分にとどまり、2023年度以降の提出は確認できない。ジョージアの報告義務は企業規模の区分に応じて課されるため、規模が縮小すれば提出義務の対象から外れることがある。同社の現在の事業規模は公開資料からは確認できない。
同社は独自のウェブサイトを公表しておらず、工場の所在地、生産設備、従業員数、取引先といった情報は公開資料からは確認できない。
業種の背景
ジョージア統計局の貿易統計によれば、鉄スクラップ(HS7204)の輸出額は2021年に4,049万ドルに達したが、2022年に1,724万ドル、2023年以降は年160万ドル前後にまで縮んだ。一方でフェロアロイ(HS7202)の輸出額は2021年の4億7,743万ドルを頂点に、2023年に1億8,068万ドル、2025年は2億2,594万ドルと大きく振れている。
この2つの数字の対比は、原料であるスクラップが国外へ出にくくなり、国内での加工に回る構造へ変わったことを示す。同社の事業内容が「解体・売買」と「フェロアロイ製造」の両方にまたがるのは、この原料と製品の関係を一つの会社のなかで扱ってきたためである。
ジョージアのフェロアロイ産業はチアトゥラのマンガン鉱山とゼスタポニのフェロアロイ工場を中心に、旧ソ連期から続く産業基盤の上に立つ。電力料金と鉱石価格、そして国際市況の3つに収益が左右されやすく、この分野の企業は年ごとの売上の振れが大きい。
参考資料
- შპს მეტალ ქონსთრაქშენ ჯორჯია — 企業プロフィール(SARAS 報告ポータル) ↗
- Georgian Exports by Commodity Positions(ジョージア統計局、2015-2026年、4桁分類) ↗
- External Merchandise Trade of Georgia(ジョージア統計局) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia(2021年決算に基づく、2024年1月9日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。