解説 · 2026年8月時点
PSPグループは、ジョージアの薬局チェーン最大手の一つである。創業者は医師出身のカハベル・オクリアシュヴィリで、薬局網に加えて医薬品の製造会社GMファーマと総合病院ニュー・ホスピタルズを傘下に持つ。アヴェルシと並び、この国の医薬品の輸入から小売、そして医療提供までを縦につないだグループの代表例である。
| 正式名 | PSP Pharma LLC(PSP Group) |
|---|---|
| 創業 | 1994年 |
| 本社 | ジョージア・トビリシ |
| 所有者 | カハベル・オクリアシュヴィリ95%、テンギズ・ジャメラシュヴィリ5% |
| 事業 | 薬局チェーン、医薬品の流通と製造、病院運営 |
| グループ構成 | PSPファーマ(薬局網と流通倉庫)、GMファーマ(医薬品製造)、ニュー・ホスピタルズ(総合病院) |
| 規模 | 薬局約220店。月間の利用者は約200万人 |
| 売上高 | 7億4,508万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計で国内5位) |
薬局網とグループ構成
1994年に創業し、全国ほぼすべての地域とトビリシの全地区に約220の薬局を持つ。同社によれば月間の利用者は約200万人で、人口370万人規模の国としては極めて高い接触率である。
グループはPSPファーマ(薬局網と流通倉庫)、GMファーマ(医薬品製造)、ニュー・ホスピタルズ(総合病院)で構成される。医薬品、サプリメント、衛生用品、化粧品、患者・育児用品を自社で製造しており、輸入品の販売にとどまらない点が特徴である。Forbes Georgiaの企業ランキング(2021年決算)では、薬局部門のPSPファーマが売上高7億4,508万ラリで国内5位、製造部門のGMPが約1億8,329万ラリで53位に入った。
デジタル化
2014年にジョージア初のオンライン薬局を開設し、2015年には自社の携帯アプリを公開した。処方薬と一般用医薬品の両方を扱う薬局チェーンとして、この国では早い段階でデジタル販路を整えた例である。
薬局チェーンが医薬品の流通、製造、病院までを一体で持つ構造は、価格形成や処方の独立性という観点から、ジョージア国内でもたびたび議論の対象になっている。
参考資料
- PSP Pharmacy(公式サイト) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia ↗
- Who Are the Owners Of Pharmacy Chains in Georgia? — BM.GE ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。