解説 · 2026年8月時点
カザク・ビチューム(Qazaq Bitum)は、道路舗装に使う瀝青(ビチューメン)を製造し、それを原料にアスファルト合材まで一貫して手がけるカザフスタンの企業である。2021年設立と新しいが、2024年通期の売上高は前年から96.28%伸びて895億テンゲに達し、フォーブス・カザフスタンの2025年版ランキングでは増収率の第3位に入った。
カザフスタンでは道路網の新設・改修が続いており、瀝青の需要は道路予算に連動する。同社は、瀝青の製造からアスファルト合材の製造までを一社で覆う民間企業は国内および中央アジアで自社だけだと説明している。
| 正式名 | Qazaq Bitum |
|---|---|
| 設立 | 2021年 |
| 本拠 | カザフスタン・シムケント |
| 事業 | 道路用アスファルト瀝青(ビチューメン)の製造と、アスファルト合材の製造 |
| 構成 | シムケントとレンゲルの生産拠点、物流会社Monotrans(ビチューメン輸送車77台)、アスファルト合材のAlmaty Bitum |
| 生産量 | 30万トン超(2025年)。うち約30%を輸出 |
| 売上高 | 895億テンゲ(2024年通期、前年比96.28%増) |
| 従業員 | 300人(2025年12月時点) |
| 受益者 | ベクジャン・マムト85%、アントン・リー15% |
| 順位 | 第51位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版) |
事業構成
生産拠点はシムケントとレンゲル(トルキスタン州)にある。改質瀝青などの製品はArma Bitumのブランドで扱い、瀝青の輸送は自社の物流会社Monotransが77台のビチューメン輸送車で担う。アルマトイでは欧州規格に沿ったアスファルト合材を作るAlmaty Bitumを運営する。瀝青は常温では固まるため専用の加温輸送車が要る商材で、物流を自社に抱える意味は大きい。
2025年の瀝青生産量は30万トンを超え、そのうち約30%を中央アジア諸国、バルト諸国、南米へ輸出したとしている。2026年には生産量を倍の60万トンに引き上げる計画を示している。
業績と所有
2024年通期の売上高は895億テンゲ、従業員は300人である。純利益は公表されていない。
最終的な受益者はベクジャン・マムト(85%)とアントン・リー(15%)である。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan(2025年12月8日) ↗
- Qazaq Bitum — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- Qazaq Bitum — 公式サイト ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。