解説 · 2026年8月時点
RMG(リッチ・メタルズ・グループ)は、ジョージア最大の鉱業企業である。首都トビリシの南、アゼルバイジャンとアルメニアに接するクヴェモ・カルトリ州で銅、金、多金属鉱石を採掘し、精鉱に加工して輸出する。ジョージアの輸出品目で銅精鉱は上位に入るため、同社の生産と国際市況が国全体の貿易収支に響く。
| 正式名 | Rich Metals Group(RMG) |
|---|---|
| ジョージアでの操業 | 2012年から(鉱山自体の開発は1975年から) |
| 本社 | ジョージア・トビリシ |
| 事業 | 銅、金、多金属鉱石の露天・坑内採掘と処理 |
| 主な鉱区 | クヴェモ・カルトリ州のボルニシ、ドマニシ、テトリツカロ各地区。マドネウリ、サクドリシ、ブネリ・ヘヴィ、ムシェヴァニの各鉱床 |
| グループ企業 | コーカサス・マイニング・グループ、RMGカッパー、RMGゴールド、RMGアウラミン |
| 売上高 | RMGカッパー約4億3,980万ラリ、RMGゴールド約2億8,930万ラリ(いずれも2021年通期、Forbes Georgia集計) |
鉱区と事業構成
採掘の中心はマドネウリ鉱床で、そのほかサクドリシ、ブネリ・ヘヴィ、ムシェヴァニの各鉱床を持つ。いずれもクヴェモ・カルトリ州のボルニシ、ドマニシ、テトリツカロ地区にあり、コーカサスからイランへ延びるテチス・ユーラシア金属成鉱帯の一部にあたる。
グループはコーカサス・マイニング・グループ、RMGカッパー、RMGゴールド、RMGアウラミンで構成される。RMGカッパーが銅・金の精鉱、銀、多金属鉱石を生産し、RMGゴールドが二次珪岩鉱石のヒープリーチング(堆積浸出)による金の回収を担う。RMGは2012年からジョージアで操業しており、鉱山そのものの稼働は1975年にさかのぼる。
地域経済と環境
Forbes Georgiaの企業ランキング(2021年決算)では、RMGカッパーが売上高約4億3,980万ラリで22位、RMGゴールドが約2億8,930万ラリで37位に入った。グループ各社はクヴェモ・カルトリ州で最大級の雇用主でもある。
露天掘りを主体とするため、粉じん、水質、跡地の扱いをめぐって地元住民や環境団体との議論が続いてきた分野でもある。同社は国連グローバル・コンパクトに参加し、奨学金や見学プログラムなどの地域向け事業を公表している。鉱業がこの国の外貨獲得と地域雇用を支える一方で、環境負荷の管理が問われるという構図は、域内の他の鉱山国と共通する。
参考資料
- Rich Metals Group(公式サイト) ↗
- RMG - Rich Metals Group — 国連グローバル・コンパクト・ジョージア ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。