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ロムペトロール・ジョージア

ロムペトロール・ジョージア(Rompetrol Georgia)は、ジョージアで給油所チェーンと石油製品の卸売を手がける燃料会社である。2005年の設立で、ブランド名のロムペトロールはルーマニアの製油・販売グループに由来する。そのグループを2007年以降傘下に収めたのがカザフスタンの国営石油会社カズムナイガスであり、ジョージア法人も最終的にはカザフスタン政府系ファンドのサムルク・カズナの支配下にある。

Rompetrol Georgia
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ロムペトロール・ジョージア(Rompetrol Georgia)は、ジョージアで給油所チェーンと石油製品の卸売を手がける燃料会社である。2005年の設立で、ブランド名のロムペトロールはルーマニアの製油・販売グループに由来する。そのグループを2007年以降傘下に収めたのがカザフスタンの国営石油会社カズムナイガスであり、ジョージア法人も最終的にはカザフスタン政府系ファンドのサムルク・カズナの支配下にある。

ジョージアの燃料小売は、ガルフ(サン・ペトロリアム・ジョージア)、ソーカル、ウィソール、ルクオイル、ロムペトロールの5系列がほぼ全国網を持ち、その下に中小チェーンが並ぶ構造になっている。ロムペトロールはこの上位グループの一角で、2021年通期の売上高7億3,478万ラリはフォーブス・ジョージアの「100大企業」で第6位にあたった。

正式名LLC Rompetrol Georgia(შპს რომპეტროლ საქართველო)
設立2005年
本拠ジョージア・トビリシ
事業石油製品の輸入・卸売、給油所チェーンの運営
給油所85か所(2020年12月時点)
貯蔵設備バトゥミ港のタンクターミナル2万8,500立方メートル、トビリシ油槽所1万トン(2020年時点)
売上高7億3,478万7,932ラリ(2021年通期。フォーブス・ジョージア「100大企業」第6位)
所有KMGインターナショナル。最終的にはカザフスタンの政府系ファンド、サムルク・カズナ

沿革

ロムペトロールはルーマニアの石油会社で、黒海沿岸のペトロミディア製油所を中核に、ルーマニア、モルドバ、ブルガリア、ジョージアで小売網を持つ。ジョージア法人は2005年に設立された。

親会社側では、2007年にカザフスタンのカズムナイガスがロムペトロールの株式を取得し、2014年にグループの商号がKMGインターナショナルへ改められた。以後、ジョージアの給油所で売られる燃料は、原則としてペトロミディア製油所で精製されたユーロ5規格の製品である。ロムペトロールのブランドはグループ全体の小売の看板として使われ続けている。

事業

小売では、2020年12月時点で85か所の給油所と2か所の油槽所を運営していた。同年には6か所を新設し、さらに4か所の開設を予定していると当時のジョージア法人最高経営責任者が述べている。給油所ではFill & Goカードによる決済や、Efix、EfixSといったグループ共通の燃料ブランドを扱う。

卸売の拠点は黒海のバトゥミ港にあるタンクターミナル(容量2万8,500立方メートル)と、トビリシの油槽所である。トビリシの油槽所は近代化により貯蔵能力を6,500トンから1万トンへ引き上げた。輸入燃料を港から内陸へ運び、自社網と第三者へ供給する流れが、この会社の収益の骨格になっている。

競争と規制

ジョージアの燃料市場は上位数社への集中度が高く、価格の連動が繰り返し問題になってきた。ジョージア国家競争庁は市場調査を経て、ルクオイル・ジョージア、ウィソール・ペトロリアム・ジョージア、サン・ペトロリアム・ジョージア、ソーカル・ジョージア・ペトロリアム、ロムペトロール・ジョージアの5社について競争法違反を認定し、制裁金を科した。燃料価格は輸入依存度が高いジョージアで生活実感に直結する指標であり、上位5社の動きは政策の対象になりやすい。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ロムペトロール・ジョージアとは | Caspian Intelligence