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シン・ライン

シン・ライン(Шин-Лайн、Shin-Line)は、カザフスタンのアイスクリーム最大手である。中央アジアでも生産量で首位に立つと同社は説明しており、その根拠としてユーロモニターの2024年調査を挙げている。アイスクリームのほかに冷凍調理品と即席麺を作り、2024年からは韓国発祥のコンビニエンスストア「CU」をカザフスタンで展開している。

Shin-Line
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

シン・ライン(Шин-Лайн、Shin-Line)は、カザフスタンのアイスクリーム最大手である。中央アジアでも生産量で首位に立つと同社は説明しており、その根拠としてユーロモニターの2024年調査を挙げている。アイスクリームのほかに冷凍調理品と即席麺を作り、2024年からは韓国発祥のコンビニエンスストア「CU」をカザフスタンで展開している。

創業年について、同社サイトは家族経営として始まった1995年を起点とし、フォーブス・カザフスタンは法人の設立を2002年と記している。創業者はアンドレイ・シンとナターリヤ・シンの夫妻で、現在も出資者である。

正式名ТОО «Шин-Лайн»(Shin-Line LLP)
創業1995年(同社サイト。法人としての設立年をフォーブスは2002年とする)
本拠カザフスタン・アルマトイ州イリ地区バイセルケ村(スルタン・ベイバルス通り58)
事業アイスクリーム、冷凍調理品、即席麺の製造。コンビニ「CU」の運営(2024年から)
生産量3万7,000トン(2025年)
輸出1万5,000トン(2025年)。輸出先はアゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、中国、キルギス、モンゴル、ロシア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン
販売店13万か所(同社サイト)
売上高454億テンゲ(2024年通期、前年比24%増)
純利益66億テンゲ(2024年通期)
従業員720人(2025年12月時点)
代表ウラジーミル・パク
出資者アンドレイ・シン、ナターリヤ・シン
順位第73位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版)

事業の広がり

事業は4つに分かれる。1995年から続くアイスクリームは163種類を揃え、同社は中央アジア最大の生産設備だとしている。2009年に冷凍調理品(ワレニキ、餃子類など)、2012年に即席麺へ広げ、2024年に小売のCUを加えた。即席麺では「シン・ヌードル」「ハニダク」「シエムサム」などの韓国・中国風のブランドを持ち、アイスクリームでは「ミーシカ」「バフロマ」「ボンバ」などを展開する。「ラフメット(Рахмет)」は食品全般をまたぐ包括ブランドである。

2025年の生産量は3万7,000トン、うち1万5,000トンを輸出した。輸出先はアゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、中国、キルギス、モンゴル、ロシア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの10か国である。国内外の販売店は13万か所に及ぶ。

新工場と海外展開

同社は2024年、アルマトイ州に日産最大350トンの能力を持つ新工場の建設へ350億テンゲ(7,900万ドル)を投じると公表した。敷地は37ヘクタールで、アイスクリーム工場のほか冷凍調理品と乳製品の生産設備、ロボット化した倉庫、試験室を備える。同社はこれをCISと東欧で最大の複合施設としている。本社住所はこの工場と同じアルマトイ州イリ地区バイセルケ村にある。

2024年8月には、サウジアラビアのアル・アラメイヤ・グループ(Al-alameya Group)とアイスクリーム工場の建設を含む協力協定を結んだ。原材料ではマース、フロネリ、バリー・カレボーといった大手と取引している。

業績

2024年通期の売上高は454億テンゲで、前年の365億テンゲから24%増えた。純利益は66億テンゲである。従業員は720人。フォーブス・カザフスタンの「75大私企業」2025年版では第73位で、前年版の第70位から順位を下げたが売上は伸びている。

同社は非上場で、財務の詳細は公表されていない。上の数字は同社の報告をもとにしたフォーブス・カザフスタンの集計による。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

シン・ラインとは | Caspian Intelligence