解説 · 2026年8月時点
シュバルコリ・コミル(Shubarkol Komir)は、カザフスタン有数の一般炭の生産者である。シュバルコリ炭田は発熱量が高く灰分が低いことで知られ、同国では珍しい高品位の一般炭を産する。ERGの説明では、カザフスタンの家庭用燃料需要の25%をこの炭鉱が賄う。石炭をそのまま売るだけでなく、特殊コークスや活性炭といった加工品への転換も進めている。
| 正式名 | АО «Шубарколь комир»(Shubarkol Komir JSC) |
|---|---|
| 設立 | 1985年 |
| 本社 | カザフスタン・カラガンダ市 |
| 事業 | 一般炭の露天採掘と販売、特殊コークスと活性炭の製造 |
| 鉱区 | シュバルコリ炭田の西部・中央部の露天掘り(ウリタウ州) |
| 生産量 | 1,254万トン(2022年、ERG) |
| 国内シェア | カザフスタンの家庭用燃料需要の25%を賄う(ERG) |
| 売上高 | 1,466億8,000万テンゲ(2024年通期、前年比14.16%増) |
| 純利益 | 318億6,000万テンゲ(2024年通期) |
| 従業員 | 3,000人(2024年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 株主 | АО «Евроазиатская Энергетическая Корпорация» と SHK Eurasian Holding B.V.。最終支配はユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG) |
| 順位 | Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第31位 |
採掘と製品
1985年の操業開始以来、シュバルコリ鉱区の西部炭鉱と中央炭鉱で露天採掘を行っている。2022年の生産量は1,254万トンだった(ERG)。
加工では、カザフスタンのフェロアロイ産業向けの還元剤となる特殊コークスの製造設備と、湿式製錬・金採掘・りん酸産業・水処理に使われる活性炭の製造工場を稼働させている。風化炭から腐植酸肥料をつくる試験プラントの実証も終えている。輸入代替と製品の多様化を狙った投資である。
業績
2024年通期の売上高は1,466億8,000万テンゲで、前年の1,284億9,000万テンゲから14.16%増えた。内訳は石炭販売が77.26%(1,133億2,000万テンゲ)、コークスとタールの販売が17%(249億7,000万テンゲ)である。輸出が売上の50.7%を占める。純利益は318億6,000万テンゲだった。
所有
株主は同じERG傘下のユーラシア電力公社とSHK Eurasian Holding B.V.で、最終的な支配会社はユーラシア・リソーシズ・グループである。なお、KASEに上場する「シュバルコリ・プレミアム(Shubarkol Premium JSC)」は別法人である。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan ↗
- АО «Шубарколь комир» — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- Shubarkol Komir JSC — ERG(公式) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。