解説 · 2026年8月時点
ソモン・エア(Somon Air)は、タジキスタン初の民間航空会社で、現在は同国のナショナル・キャリアと位置づけられている。ドゥシャンベ国際空港を拠点に、ボーイング737だけで構成した機材で欧州・アジア・中東の25都市に就航する。2025年11月、初の広胴機となる787-9を含む最大14機の発注意向を表明し、長距離路線への進出を打ち出した。
| 正式名 | «Air Company Somon Air» LLC |
|---|---|
| 設立 | 2008年(ボーイングの発表による) |
| 拠点 | ドゥシャンベ国際空港 |
| 所有形態 | 民間 |
| 機材 | ボーイング737のみで構成。次世代737を6機運航(2025年11月時点) |
| 就航先 | 欧州・アジア・中東の25都市(2025年11月時点) |
| 発注 | 787-9を最大4機、737-8を最大10機(2025年11月6日に発注意向を表明) |
全機ボーイングという選択
同社は2008年に設立され、機材をボーイング737で統一してきた。旧ソ連圏の航空会社がロシア製機材を引き継いだ例が多いなかで、当初から西側機材のみで編成した点が特徴である。2025年11月時点で次世代737を6機運航している。チャーター便では189席と184席のボーイング737-800/900を使う。
2026年初めには同国初のボーイング737 MAX 8を受領した。ドバイのDAEキャピタルから長期リースで導入する2機のうちの1機目である。
広胴機への進出
2025年11月6日、ワシントンで開かれたC5+1首脳会議に合わせて、同社はボーイングとの間で最大14機の発注意向を表明した。内訳は787-9が最大4機、737-8が最大10機である。787-9はドゥシャンベ発の大陸間路線の新設に、737-8は短中距離路線の刷新に充てる計画で、置き換え対象機と比べて燃料消費を20〜25%改善できるとされる。
中央アジアの航空会社が広胴機を発注するのはカザフスタンのエア・アスタナに続く動きで、内陸国の航空需要が乗り継ぎ前提から直行志向へ移りつつあることを示す。日本への直行便は無く、日本から利用する場合は第三国での乗り継ぎとなる。
参考資料
- Somon Air(公式サイト) ↗
- Boeing and Somon Air Announce Commitment for Up to 14 Airplanes — Boeing(2025年11月6日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。