解説 · 2026年8月時点
スルパク(Sulpak)は、カザフスタンの家電量販チェーンである。運営会社は「アレナS(Arena S)」で、1992年の創業以来、カザフスタンとキルギスの100を超える集落に200以上の販売拠点を広げてきた。テフノドム、メチタと並ぶ国内家電小売の三強の一つで、店舗販売と分割払いを軸に据える点も共通している。
| 正式名 | ТОО «Arena S»(店舗ブランドは Sulpak) |
|---|---|
| 創業 | 1992年 |
| 本拠 | カザフスタン・アルマトイ |
| 事業 | 家電・電子機器の小売 |
| 店舗網 | カザフスタンとキルギスの100超の集落に200以上の販売拠点 |
| 売上高 | 3,317億テンゲ(2024年通期、前年比17.5%減) |
| 従業員 | 3,700人(2024年、Forbes Kazakhstan集計) |
| 所有 | アルマス・スルタンガジン氏、ロシアの実業家イーゴリ・ヤコブレフ氏 |
| 順位 | Forbes Kazakhstan「カザフスタン私企業75社」2025年版で第15位 |
店舗と品ぞろえ
本社はアルマトイに置く。取り扱いはおよそ1,000ブランド、1万6,000品目に及ぶ。自社の修理・保守サービス「HiTechnic」を持ち、ポイント制度の会員は600万人を超えると公表している。
2014年から欧州の家電購買協同組合ユーロニクス(Euronics)に加盟している。ユーロニクスは36か国の29の小売事業者が参加する共同仕入れの枠組みで、中央アジアの小売企業が欧州の調達網に接続している例として珍しい。
カザフスタンの家電小売では、分割払いが販売の中心を占める。同社は国内7行と組んで分割払いと消費者ローンの商品を提供している。
業績
2024年通期の売上高は3,317億テンゲで、前年の4,020億テンゲから17.5%減った。Forbes Kazakhstanの集計では、売上高は2021年3,292億3,000万テンゲ、2022年4,254億テンゲ、2023年4,020億テンゲと推移しており、2024年は減収に転じている。
同じ時期に、同業のメチタとテフノドムもそろって減収となっている。カザフスタンでは家電の購入に分割払いが広く使われ、その窓口をスーパーアプリのカスピ・ケーゼットがマーケットプレイスと一体で押さえているため、実店舗チェーンは集客と与信の両面でプラットフォームと競合する位置にある。
所有
所有者はアルマス・スルタンガジン氏と、ロシアの実業家イーゴリ・ヤコブレフ氏である。財務諸表は公表されていない。
参考資料
- 75 крупнейших частных компаний Казахстана — 2025 — Forbes Kazakhstan ↗
- ТОО «Arena S» (Sulpak) — Forbes Kazakhstan(企業ページ) ↗
- Sulpak(公式サイト) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。