解説 · 2026年8月時点
タシケント・タバコ(TASHKENT TOBACCO LLC)は、ウズベキスタンでたばこ製品を製造する民間企業である。2015年に操業を始め、紙巻きたばこと、いわゆるリスク低減製品を国内で生産する。日本たばこ国際(JTI)およびフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)と密接に協力し、両社の国際ブランドをウズベキスタン国内で製造していると同社は説明している。
同社の工場は、BATウズベキスタンのサマルカンド工場と並ぶウズベキスタンの二大たばこ生産拠点である。両社の生産増により、同国はたばこ製品の自給に近い状態へ移りつつあると業界誌は伝えている。
| 正式名 | TASHKENT TOBACCO LLC(ООО «TASHKENT TOBACCO») |
|---|---|
| 操業開始 | 2015年 |
| 本拠 | タシケント市ミラバード地区エスキ・オトチョパル通り |
| 所有 | 民間 |
| 事業 | 紙巻きたばこおよびリスク低減製品の製造 |
| 生産するブランド | ウィンストン、キャメル、ソブラニー、LD(JTI)、マールボロ、L&M、パーラメント(PMI) |
| 提携先 | 日本たばこ国際(JTI)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI) |
事業
同社が製造するのは、フィルター付き紙巻きたばこで、ウィンストン、キャメル、ソブラニー、LD、マールボロ、L&M、パーラメントといったブランドが挙げられている。前の4つはJTI、後の3つはPMIの製品群である。国際的なたばこ会社が自社工場を持たず、現地の製造会社に生産を委ねる形は、ウズベキスタンのように輸入品への課税が重く、国内生産が優遇される市場では珍しくない。
同社は自らの価値として、取引先との長期的な関係と、高い品質基準および先進的な技術の組み合わせを掲げている。
ウズベキスタンのたばこ市場における位置
ウズベキスタンのたばこ産業は、1994年にBATとの合弁で国有たばこ産業がまとめて民営化されたことで長く実質的な単一の供給者に集約されていた。2015年に操業を始めた同社は、この構造に生じた二つ目の柱にあたる。JTIとPMIという二つの国際企業の製品が同社の工場で作られることで、ウズベキスタンの市場には国際ブランドが並ぶようになった。
同社は有限会社であり、財務諸表や生産量、従業員数、株主構成は公表されていない。公開情報から確認できるのは、操業開始年、所在地、提携先、製造しているブランドの範囲までである。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。