解説 · 2026年8月時点
TAVジョージア(TAV Georgia)は、ジョージアの2大国際空港であるトビリシとバトゥミを運営する会社である。親会社はトルコの空港運営大手TAVエアポーツで、その筆頭株主はパリのシャルル・ド・ゴール空港などを運営するフランスのグループADPである。ジョージアへの入国者の大半が通る施設を、外資が長期のコンセッション契約で運営しているという構図になる。
| 正式名 | TAV Urban Georgia LLC(TAV Georgia) |
|---|---|
| 本社 | ジョージア・トビリシ |
| 親会社 | TAVエアポーツ(トルコ)。同社の筆頭株主はフランスのグループADP |
| 事業 | トビリシ国際空港とバトゥミ国際空港の運営 |
| 旅客数 | トビリシ国際空港で540万人(2025年、過去最高) |
| 契約 | 2025年1月15日にユナイテッド・エアポーツ・オブ・ジョージア(UAG)と新契約。トビリシの運営権を2032年まで延長 |
| 投資 | 1億5,000万ドル超(2026〜2028年)。年間処理能力を500万人から1,000万人へ倍増 |
| 一時金 | UAGへ2,500万ドルを前払い |
| 売上高 | 1億5,984万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計) |
空港コンセッション
トビリシ国際空港とバトゥミ国際空港を、国営のユナイテッド・エアポーツ・オブ・ジョージア(UAG)からの運営権に基づいて運営する。空港の所有は国に残し、施設の建設・運営と収益の取得を民間が担う、いわゆるコンセッション方式である。
2025年1月15日、UAGとのあいだで新たな契約が結ばれ、トビリシ国際空港の運営権が2032年まで延長された。契約に伴い、TAVジョージアはUAGへ一時金2,500万ドルを支払っている。
拡張計画
2025年のトビリシ国際空港の旅客数は540万人と過去最高を記録し、設計上の処理能力をほぼ使い切った。観光と、ロシア・ウクライナ戦争後の域内移動の増加が重なった結果である。
これを受けて、2026年から2028年にかけて1億5,000万ドルを超える投資を行い、年間処理能力を500万人から1,000万人へ倍増させる計画が動き出した。ターミナルの増築が中心となる。トビリシでは、市街地に近い現空港を郊外へ移転させる案も断続的に議論されてきたが、この拡張投資の決定によって現在地での運用が当面続く見通しになった。
参考資料
- TAV Airports commits USD 150 million to further develop Tbilisi Airport in Georgia — TAV Airports ↗
- New facilities on way after TAV Airports extends Tbilisi Airport concession — Airport World ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。