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TBCバンク・ウズベキスタン

中央アジア最大のデジタル銀行エコシステム。ジョージアのTBCバンク・グループ(ロンドン上場)傘下で、決済アプリPaymeなどと合わせ2,000万人超が登録している。

TBC Bank Uzbekistan
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

TBCバンク・ウズベキスタン(TBC Uzbekistan)は、中央アジア最大のデジタル銀行エコシステムである。親会社はジョージアの最大手銀行グループでロンドン証券取引所に上場するTBCバンク・グループ。支店を持たずアプリだけで完結する銀行と、国内で広く使われる決済アプリPaymeを組み合わせた構成で、コーカサスの銀行が中央アジアへ事業を広げた代表例にあたる。

正式名TBC Bank Uzbekistan(TBC Uzbekistan)
親会社TBCバンク・グループ(ジョージア。ロンドン証券取引所に上場)
事業支店を持たないデジタル銀行、決済アプリPayme、分割払いTBC Nasiya、デジタル保険TBC Sug'urta、小売業務自動化のBILLZ
営業収益2兆4,160億スム(2025年1〜9月、前年同期比87%増)
純利益4,390億スム(2025年1〜9月、前年同期比28%増)
融資・預金融資残高11兆7,520億スム、預金6兆5,430億スム(2025年9月末)
利用者エコシステム全体で登録2,180万人、月間アクティブ570万人(2025年9月末)
資本市場社債を共和国証券取引所「トシケント」に上場(ティッカーOTBC、2025年2月)

エコシステムの構成

中核はモバイル専業銀行のTBCバンク・ウズベキスタンである。これに、個人と小規模事業者向けの決済アプリPayme、分割払いのTBC Nasiya、デジタル保険のTBC Sug'urta、小売業務を自動化するSaaSのBILLZが加わる。銀行免許、決済、与信、保険、業務ソフトを一つのグループで抱える形になっている。

2025年9月末時点で、エコシステムの登録利用者は2,180万人(前年同期比28%増)、月間アクティブ利用者は570万人(16%増)に達した。決済サービスPaymeの加盟店は1万3,200店へ90%増え、9月には1万を超える加盟店がQRコード決済を実際に使った。

業績

2025年1〜9月の営業収益は前年同期比87%増の2兆4,160億スム、純利益は28%増の4,390億スム、融資残高は11兆7,520億スム、預金は6兆5,430億スムだった。同年第3四半期に実施された独立系のブランド調査では、TBCバンクはタシケントで最も認知度の高い銀行ブランド、全国では第3位と評価されている。

商品面では、デビットカードのSalomが72万3,000枚、クレジットカードのOsmonが8万5,000枚発行された。中小企業向けの融資残高は四半期で34%増え、手薄だった法人向け市場の開拓が進んでいる。2025年に始めたサブスクリプション「Payme Plus」は9月末で30万人が利用している。

ジョージアとの関係

親会社のTBCバンク・グループは、ジョージアの2大銀行の一つであり、ロンドン証券取引所の開示基準で財務を公表している。同グループの四半期決算にはウズベキスタン部門の数字が独立して示されるため、この国のデジタル金融市場を外部から定量的に追える数少ない窓口になっている。コーカサスの銀行が中央アジアで成長を求める動きは、ライオン・ファイナンス・グループがアルメニアの銀行を買収した動きと合わせて、域内の金融再編の一部として読める。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

TBCバンク・ウズベキスタンとは | Caspian Intelligence