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ティーセル

アガ・カーン経済開発基金(AKFED)の投資先であるタジキスタンの携帯通信会社。2001年にインディゴ・タジキスタンとして設立され、2010年にTcellへブランドを改めた。

CJSC Indigo Tajikistan (Tcell)
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ティーセル(Tcell)は、タジキスタンの携帯通信会社である。法人名はインディゴ・タジキスタン(CJSC Indigo Tajikistan)で、アガ・カーン経済開発基金(AKFED)の投資先として、同基金がタジキスタンで持つ主要な事業会社の一つに数えられる。同国には他にバビロン・モバイル、メガフォン・タジキスタン(TT-モバイル)、ゼット・モバイル(タコム)の3社が携帯通信を営む。

正式名CJSC «Indigo Tajikistan»(ブランド名 Tcell)
設立2001年(インディゴ・タジキスタンとして)。2010年3月にTcellへブランド変更
本拠タジキスタン・ドゥシャンベ
事業携帯通信、家庭向けインターネット、法人向けICT
株主アガ・カーン経済開発基金(AKFED)の投資先
業績売上高・加入者数とも現在の数字は公表されていない

AKFEDが持ち込んだ通信インフラ

1990年代末のタジキスタンでは、電話は旧式の無線方式が1つあるだけで、都市部を離れると通信手段がほとんど無く、地方の住民は点在する固定電話の拠点で何時間も並ぶ必要があった。アガ・カーン経済開発基金(AKFED)は2001年、MCTと組んでインディゴ・タジキスタンを立ち上げ、この状況の改善と競争の導入を図った。2010年3月にブランドをTcellへ改めている。

AKFEDはアガ・カーン開発ネットワーク(AKDN)の経済開発部門で、タジキスタンではTcellのほか、東部ゴルノバダフシャン自治州の電力事業パミール・エナジー、セレナ・ホテルズを保有する。営利事業として運営しつつ、収益を域内に再投資する方針をとる点が通常の投資ファンドと異なる。

公表されている情報の限界

同社は上場企業ではなく、加入者数や売上高を定期的に公表していない。AKDNの資料は2010年時点で市場シェア35%超、年間収入1億1,000万ドル超と記していたが、その後の数字は公開されていない。現在の同社について外部から確認できるのは、料金プランやサービス内容といった公式サイトの情報が中心である。

サービス面では、4Gネットワークの品質評価、ロイヤルティプログラム「バラカト」、動画配信「アジョイブTV」、通話・送金・メッセージを統合したアプリ「チガプ」などを展開している。ロシア、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスを対象にしたローミングパッケージを用意しており、出稼ぎ労働者の多いこの国の通信需要の形が商品設計に表れている。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ティーセルとは | Caspian Intelligence