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ウズオート・モーターズ

シボレー・ブランドの乗用車を製造するウズベキスタンの自動車メーカー。国内新車販売の大半を占める国有企業で、株式の99.7%の売却が計画されている。

JSC UzAuto Motors
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ウズオート・モーターズ(UzAuto Motors)は、ウズベキスタンの自動車メーカーである。シボレー・ブランドの乗用車を製造し、国内の新車販売の大半を占める。1993年に韓国の大宇自動車との合弁として発足し、ゼネラルモーターズ(GM)との提携を経て現在は国有企業となった。人口3,700万人の国で自動車の普及が始まったばかりという条件のもと、国内市場をほぼ独占してきた会社であり、同時に民営化の最大の候補でもある。

正式名JSC UzAuto Motors
設立1993年3月(韓国・大宇自動車との合弁として)
本社・主力工場アンディジャン州アサカ。ほかにホラズム州ピトナク、タシケントに製造拠点
事業シボレー・ブランドの乗用車・商用車の製造と販売
売上高42億3,959万ドル(2024年通期、前年は46億961万ドル)
純利益3億1,495万ドル(2024年通期)
輸出4億9,440万ドル(2024年通期)。うちカザフスタン向けが4億3,603万ドル
従業員1万5,234人(2024年末)
株主ウズアフト・パッセンジャー・ビークルズ・マネジメントが全株を保有。最終的な支配者はウズベキスタン政府(経済財務省)

沿革

1993年3月、韓国の大宇自動車との合弁「ウズ・デウ・オート」として設立された。2005年に国有持株会社ウズアフトサノアトの完全子会社となり、2008年からは「GMウズベキスタン」を名乗った。2017年にウズアフトサノアトとGMが「GMアライアンス」を組み、生産の実務はウズベキスタン側が全面的に握る体制になった。2019年7月、社名を現在のウズオート・モーターズに改めた。

生産拠点はアンディジャン州アサカの主力工場に加え、ホラズム州ピトナク、タシケントにある。2025年6月にはアサカ工場で通算500万台目となるシボレー・オニキスが生産された。

業績と市場

2024年通期の売上高は42億3,959万ドル(前年比8.0%減)、営業利益は3億8,327万ドル、純利益は3億1,495万ドルだった。売上の88%は国内販売で、輸出は4億9,440万ドル、その大半はカザフスタン向けである。従業員は2024年末で1万5,234人を数える。

国内市場では、2025年の販売台数が20万9,163台(シェア49.0%)で、子会社のホラズム・オートの14万6,216台(34.2%)と合わせると83.2%を占めた。ただし中国メーカーの参入で競争は強まっており、シボレーのシェアは低下傾向にある。車種別ではコバルト、ダマス、トラッカーの順に売れている。

民営化の焦点

同社は国家資産の売却計画の中心にあり、政府は株式の99.7%を売却する方針を掲げている。ウズベキスタンの民営化案件としては最大級で、価格決定の仕組み(販売価格は監査役会が承認する)や、国内価格と輸出価格の設定をどう市場に委ねるかが論点になる。

同社は国内での社債発行と国際的な格付け取得を通じて資本市場に接しており、IFRSに基づく連結財務諸表を公表している。国有企業でありながら財務が読める点は、ウズベキスタンの大企業としては例外的である。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ウズオート・モーターズとは | Caspian Intelligence