解説 · 2026年8月時点
ウズベキスタン空港公社(Uzbekistan Airports)は、同国の空港を運営する国有会社である。国内10空港はすべて国際空港の地位を持ち、2025年には全体で約1,550万人が利用した。旅客の急増に既存のタシケント空港が対応できないため、タシケント州に新空港を建設する大型プロジェクトが動いている。
| 正式名 | JSC Uzbekistan Airports |
|---|---|
| 本社 | ウズベキスタン・タシケント |
| 事業 | 国内空港の運営・管理 |
| 空港数 | 国内10空港。すべて国際空港の地位を持つ |
| 旅客数 | 空港網全体で約1,550万人(2025年、約12万9,000便) |
| 主力空港 | イスラム・カリモフ記念タシケント国際空港(年間旅客約900万人、設計能力1,100万人) |
| 新空港 | 新タシケント国際空港。2025年10月15日着工、第1期25億ドル |
| 株主 | ウズベキスタン国有 |
既存空港と旅客の流れ
首都のイスラム・カリモフ記念タシケント国際空港は年間およそ900万人が利用し、設計能力は1,100万人である。市街地に囲まれているため拡張の余地がない。2025年には到着ロビーの改修が段階的に進み、待合エリアと手荷物受取設備が拡張された。
2025年の国際線で最も利用が多かったのはタシケント〜モスクワ線で117万3,652人、次いでタシケント〜イスタンブール線が98万3,858人(前年比3%増)だった。国内線ではタシケント〜ウルゲンチ線が37万5,000人(18%増)で首位、次いでタシケント〜ヌクス線が22万7,000人、タシケント〜ブハラ線が18万7,000人と続く。ウズベキスタン航空のほか、セントラム・エア、フライ・ヒヴァ、シルク・アヴィアといった民間航空会社が路線に加わり始めている。
新タシケント国際空港
2025年10月15日、タシケント州オルタチルチク・クイチルチク両地区の1,300ヘクタールの敷地で、新タシケント国際空港の建設が始まった。官民連携(PPP)方式で、民間側はサウジアラビアのビジョン・インベスト、日本の双日、韓国の仁川国際空港公社が参画する。双日は数百億円規模を投資するとされる。
全4期のうち第1期は25億ドルで、旅客ターミナルと滑走路を建設する。完成後は年間2,000万人の旅客と12万9,000トンの貨物を扱い、1時間あたり30回の離着陸、14基のボーディングブリッジ、62機の同時駐機に対応する。免税エリアは4万6,000平方メートルにおよぶ。全量を再生可能エネルギーで賄う国内初の空港になる計画である。タシケントの旅客数は過去8年で3倍になり、2040年には2,400万人を超えると見込まれている。
参考資料
- President of Uzbekistan launches construction of New Tashkent international airport — Gazeta.uz(2025年10月15日) ↗
- Passenger Traffic at Uzbekistan's Airports: Key Routes in 2025 — UzDaily ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。