解説 · 2026年8月時点
ウズベクテレコム(UZTELECOM)は、ウズベキスタンの国有通信事業者である。国内の基幹通信網と国際回線を保有し、固定電話とブロードバンドの最大手であると同時に、携帯ブランドのUzmobileを運営する。旧ソ連から引き継いだ電話網を土台に光ファイバー網を全国へ広げてきた会社で、この国のインターネット接続の基盤を握っている。
| 正式名 | JSC Uzbektelecom(ブランド名UZTELECOM) |
|---|---|
| 本社 | ウズベキスタン・タシケント |
| 事業 | 固定電話、光ファイバー通信、ブロードバンド、IPTV、データセンター、携帯通信(ブランド名Uzmobile) |
| 設備 | 光ファイバー総延長12万2,500km、基地局1万9,233局(2021年時点) |
| 納税額 | 1兆1,000億スム(2024年、国有企業で第10位) |
| 株主・上場 | ウズベキスタン国有。共和国証券取引所「トシケント」に上場(ティッカーUZTL、2017年10月上場) |
事業と設備
固定電話、家庭向けブロードバンド、TelecomTVなどの映像配信、クラウドとデータセンター、法人向けの仮想オフィスやコールセンターまで、通信サービスを幅広く手がける。携帯事業はUzmobileブランドで展開し、ビーライン、Ucell、Mobiuzと並ぶ主要事業者の一つである。
2021年時点で光ファイバー通信線の総延長は12万2,500km、国際情報通信網への接続速度は1,800Gbpsに達した。基地局は1万9,233局を数える。国土が広く人口が地方に分散するウズベキスタンで、通信インフラの整備は国家計画として進められてきた。
資本市場と競争環境
2017年10月に共和国証券取引所「トシケント」へ上場し、国有企業でありながら株式が売買されている。2024年の納税額は1兆1,000億スムで、国有企業の中で第10位に入った。
携帯市場は民間資本のビーライン(VEON傘下)と、国有のUcell、Mobiuz、そして同社のUzmobileが競う構図にある。国有側の3ブランドのうちMobiuzは全株売却の手続きが進んでおり、市場構造は今後変わる可能性がある。国際回線の管理を担う立場と、携帯市場の一プレーヤーとしての立場を同じ会社が併せ持つ点は、規制上の論点として残っている。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。