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ジャンブィル火力発電所

ジャンブィル火力発電所(Жамбылская ГРЭС)は、カザフスタン南部ジャンブール州にある設備容量1,230メガワットの火力発電所である。1964年の運転開始で、燃料はガスと重油を使う。旧ソ連時代の呼称にならい「ГРЭС(国営地区発電所)」の名を残しており、正式名にはバトゥロフの名が冠されている。

АО «Жамбылская ГРЭС им. Т. И. Батурова»
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ジャンブィル火力発電所(Жамбылская ГРЭС)は、カザフスタン南部ジャンブール州にある設備容量1,230メガワットの火力発電所である。1964年の運転開始で、燃料はガスと重油を使う。旧ソ連時代の呼称にならい「ГРЭС(国営地区発電所)」の名を残しており、正式名にはバトゥロフの名が冠されている。

カザフスタンの発電設備は石炭火力が中心の北部に偏っており、南部は慢性的な電力不足を抱える。ジャンブィル火力発電所は、その南部で不足を埋める役割を担う数少ない大型電源であり、主な需要家は南部ゾーンの卸電力市場の参加者である。

正式名АО «Жамбылская ГРЭС им. Т. И. Батурова»
運転開始1964年
立地カザフスタン・ジャンブール州
設備容量1,230メガワット(ガス・重油焚き)
事業電力および熱の生産・販売
売上高633億テンゲ(2024年通期、前年比56%増)
純利益173億テンゲ(2024年通期、前年の3倍超)
従業員504人(2025年12月時点)
所有者ТОО «Таразэнерго-2005»。最終受益者はウラジーミル・シデリコフスキー、リヴネル・ダヴレトバエフ、エルシャト・サリモフ
順位第60位(フォーブス・カザフスタン「75大私企業」2025年版)

役割

同社は、南カザフスタンの需要家への安定供給と、秋冬期に南部で生じる電力不足の穴埋めを戦略目標に掲げている。ガス・重油焚きの発電所は石炭火力より出力の調整が利くため、需要の山谷に合わせて動かす調整電源としての価値がある。

カザフスタンの電力市場には、実際に発電した電力量に対する対価とは別に、発電容量を維持していること自体に支払われる仕組み(容量市場)がある。2024年の同社の収入のうち11.7%(74億テンゲ)はこの容量維持サービスによるもので、残る88%(558億7,000万テンゲ)が電力販売である。

業績

2024年通期の売上高は633億テンゲで、前年の406億テンゲから56%増えた。純利益は173億テンゲと前年の56億テンゲから3倍以上に増えている。電力料金の上限が段階的に引き上げられてきたことが、発電各社の収益改善につながっている。

従業員は504人(2025年12月時点)である。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ジャンブィル火力発電所とは | Caspian Intelligence